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シャープ、お手入れしやすくなった「ヘルシオ ジュースプレッソ」

〜栄養素を壊さず、ゆっくりと絞るスロージューサー

ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B

 シャープは、手入れがしやすくなったジューサー「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B」を4月23日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は36,000円前後。

 ジュースプレッソは、野菜や果物を繊維と果汁に分けることで、栄養価の高い新鮮なジュースを作るためのジューサー。昨年発売した「EJ-CP10A」に次ぐ、第2弾となる。

 従来モデルに引き続き、1分あたり32回転のスクリューの低速回転によって、ゆっくりと食材を押しつぶす「低速圧縮絞り方式」を採用している点が特徴。従来の攪拌式ジューサーに比べて、食材が空気に触れにくく、ビタミンCやポリフェノールといった栄養素を損ないにくいというメリットがある。さらに低速で絞ることで栄養素が多く溶け出すという。

ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP10B。カラーはホワイト系とレッド系の2色がラインナップ
左側が昨年モデル「EJ-CP10A」で、右側が新製品「EJ-CP10B」

 一般的なミキサーと比較すると、整腸作用やコレステロール低下作用のあるペクチンの残存量は約2倍、貧血予防効果がある葉酸の残存量は約17%多くなるという結果が出た。さらにポリフェノールは32%、ビタミンCも21%、それぞれ多く残るという。シャープでは、日本人の摂取する野菜や果物の量が10年前に比べて減っており、ヘルシオジュースプレッソなら「家庭で簡単に栄養価の高い新鮮なジュースが作れる」と提案する。

空気に食材が触れにくく、ビタミンCやポリフェノールといった栄養素を損ないにくいという
ポリフェノールやビタミンC、ペクチン、葉酸などを豊富に含むジュースが作れる
日本人は野菜や果物の摂取量が減少傾向にあるという

 新製品では、主に使い勝手を改良。従来のフィルター、スクリュー、タンククリーナーという3つのパーツに分かれていた搾汁部を、「フィルター 一体型スクリュー」という1つのパーツに統合した。これにより取り付けやすく、洗う手間が減ったほか、本体の重量が従来より約400g軽くなり、約4.8kgに軽量化。本体デザインもスリムになった。

左側の従来3つに分かれていたスクリューなどのパーツが、新モデルでは右側の1つのパーツに統合された
本体パーツ。奥が台座部。手前左から、タンク、「フィルター一体型スクリュー」、プッシャー付きのフタ
フタからプッシャーを外したところ
台座部
台座部背面下部には電源ボタンを搭載
操作は電源ON/OFFボタン1つでシンプル
準備は、パーツを順にはめていくだけ。金属刃を使っていないので安心して手を触れられる
簡単にセットが完了した

 また、搾汁部のパーツを統合したことで、パーツ間の摩擦音を軽減し、オレンジ絞汁時の運転音は、従来の約71.3dBよりも約8dB静かな約63.5dBに抑えた。シャープでは、作業音を抑えたい早朝にも使いやすくなったとしている。

従来モデルとの運転音の比較。従来モデル→新モデルの順。新モデルのほうが運転音がやや低音の響きにくくなっているのがわかる

 このほか改良点として、ジュースカップ2個と、従来より長くなった掃除用ブラシ、液だれを防ぐ果汁の出口用の「ジュースキャップ」が付属する。またプッシャー以外の全パーツが食洗機で洗えるようになった。

繊維用と果汁用の2つのジュースカップが付属
左が従来モデル、右が新モデルに付属する掃除用ブラシ。長さが長く、スリムになり、すき間に詰まった繊維もかき出せるという
ジュース注ぎ口には液だれを防ぐジュースキャップが付属する。使用時は外す

 EJ-CP10Bの本体サイズは150×194×435mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約4.8kg。消費電力は100W。モーターはDC。電源コードの長さは約1.4m。レッド系とホワイト系。

野菜ソムリエも味には太鼓判

シニア野菜ソムリエの立原瑞穂さん

 会場では、昨年モデルの「EJ-CP10A」を使ってきたというシニア野菜ソムリエの立原瑞穂さんが、新製品を使って実演を行なった。新製品のメリットについて「今年のモデルは昨年よりもパーツが少なくなって、組み立てが簡単で、掃除がラクになった。パーツを乗せてはめるだけで簡単に準備が整うし、食洗機にも対応して嬉しい」と評価した。味については「美味しさも十分。野菜や果物本来の色、香り、コクが引き出され、素材の旨味が引き出されている。野菜ソムリエとしても、1ユーザーとしてもオススメしたい」とコメントした。

上の穴が投入口
オレンジを投入した。投入口には、果物はカットしないと入らない。また、野菜や果物を投入する際は、厚い皮は剥いておく
10数秒ほどで、繊維と果汁に分かれて出てくる
葉物野菜もカットして投入できる
食材の出口の拡大写真。奥が繊維の出口、手前が果汁の出口
繊維と果汁に分かれてカップにためられる。カップは透明なので出てきた食材の状態を確認しやすい
ミニトマト、レモン、パプリカでジュースを作った。鮮やかな赤色には、リコピンという赤色色素が含まれ、肌を守ったり、抗酸化作用があるという

ジュースだけでなく、料理にも活用できる

 EJ-CP10Bは、野菜や果物のジュース以外に、豆乳や生姜汁、コーンスープなど、一般的なジューサーでは難しいメニューも作れる。また、残った繊維は、カレーや「にんじんケーキ」などの料理や菓子作りに活用できるという。

 会場では具体例として、さまざまなレシピが紹介されていた。なお「EJ-CP10B」には、ジュースやスープ、おかずなどのレシピが載ったレシピブックが付属する。

春向け、いちごブルーベリージュース
夏向け、オレンジのソーダ割り
晩酌向けのウォッカのカクテル、ソルティドッグ
冬向け、まろやかなかぼちゃスープ
冬向け、黒ゴマ汁粉と大根おろし
大根おろし、おろししょうが、すりごまなどが作れる
残った繊維でにんじんのふりかけや、オレンジマーマレードも
大豆の残った繊維を使って、大豆バーも焼ける
トマトの繊維からブルスケッタも
「いちごオレンジジュース」は、子供が好きそうな、甘く濃厚でフルーティーなジュースだった
「豆乳りんごオレンジジュース」は、果物の甘みが豆乳で中和され、コクがある味わいで、気に入った
ヘルシオ炊飯器と組み合わせて作った、「にんじん大豆のヘルシーピラフ」
ヘルシオオーブンと組み合わせて作った、「豚肉のグレープフルーツソースがけ」

 シャープによれば、2012年のジューサーの市場規模は約53万台で、このうちジュースプレッソのように低速回転する「スロージューサー」は約12万台程度で推移したという。スロージューサー市場は今後も堅調に推移するとみられ、2013年の市場規模は約15万台に広がると見込まれている。

 一般的にジューサーは夏が商戦期だが、従来モデルは、夏から冬にかけて徐々に販売台数が増加。季節製品ではなく、通年商品として受け入れられているという。

スロージューサーの市場は拡大している
夏だけではなく、冬にも売れる通年商品として普及しているという
健康志向に配慮したヘルシオシリーズにラインナップ

(小林 樹)