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パナソニック、スマホで温度や時間を設定できるビルトインIHの体験会

3口タイプのIHクッキングヒーター「Tシリーズ」

 パナソニック エコソリューションズは、スマートフォンから調理設定できるビルトインタイプのIHクッキングヒーター「Tシリーズ」のメディア向けの体験会を開催した。Tシリーズは4月15日発売の新モデルで、8機種がラインナップされる。希望小売価格は294,000円〜435,750円(工事費別)。

グリルを開けたところ
グリルを閉じた状態
操作パネル収納時。左下にスマートフォンをタッチする場所がマークで示されている
電源をONにすると操作パネルが出てくる

 Tシリーズは、200V電源のIHクッキングヒーター。スマートフォンの専用アプリから、焼き物やグリル調理の時間や温度を設定できる点が特徴。専用アプリでは、Tシリーズで調理できるメニューが用意されており、アプリであらかじめメニューを選択することで、個別に調理時間や設定温度を選択する手間が省けるという。

 体験会では実際にスマートフォンを使った実演が行われた。スマートフォンにはあらかじめ、同社がAndroidスマートフォン向けにリリースしている無料アプリ「パナソニックスマートアプリ」をインストールしておく。調理の際には、このアプリを開き、IHクッキングヒーター「Tシリーズ」用の調理メニューを選択。スマートフォンに対応するメニューは、グリル調理が52メニュー、フライパン5メニューが用意されている。

専用の無料アプリ「パナソニックスマートアプリ」を開く
「焼き物調理」、「グリル調理」、「平面プレート」用のグリル調理メニューから選ぶ
グリル調理の中から、食材によって選ぶ。ここでは「お肉のおかず」を選択

 例えば、グリル調理の「鶏の香草焼き」を選んだ場合、画面には材料と作り方が表示されるので、人数に合わせた材料を揃えて下準備する。グリルに食材をセットしたら、スマートフォンの設定確認画面で1回のみの調理か、繰り返しの調理かを選択し、最後に「決定」ボタンを押すと、通信画面が映し出される。そのままIHクッキングヒーターにスマートフォンをタッチすると、IHの操作パネルが開き、調理ボタンを押すと、調理が始まる。

「鶏の香草焼き」を選んだ。ほかに「スペアリブ」や「手羽先の塩焼き」なども用意されている
「鶏の香草焼き」のレシピを開くと、材料と作り方が表示される。人数によって表示する材料の分量を変えられる
レシピを開いた様子
プレートの食材の並べ方も、カラーで掲載されている
最後に「決定」ボタンを押すと、通信画面が現れる
通信画面が映し出されたら、スマートフォンを本体にタッチ
「グリル」ボタンを押して、調理開始。本体の操作パネルで、調理開始を最終確認する段階を設けたことで、設定ミスを防ぐ狙いがあるという
グリル調理時は、庫内が明るいので、焼き加減を目で確認できる。写真はアップルパイを焼いている様子
「鶏の香草焼き」のできあがりの様子。グリルには、フッ素加工のグリル皿を採用。グリル皿は、食材の余分な油を落としながら焼きあげる

 通常の焼き物調理は、予熱や温度調節、電源OFFなどを手動で行っていたが、スマートフォンを使えば、本体にタッチするだけで簡単に調理時間や温度を設定できるため、火加減の難しい料理も作りやすいという。同社では、スマートフォンアプリ上でレシピを確認できるので、外出先や空き時間にもレシピを検索できるとしている。対応するスマートフォンは、Android OSバージョン2.3.3以上で、おサイフケータイ FeliCaまたはNFCに対応する機種。

自分なりのメニュー「マイレシピ」も登録できる

 またスマートフォンのアプリには、オリジナルの自家製グリルレシピを登録できる「マイレシピ」機能も搭載した。調理時間や設定温度を細かく登録でき、調理時には毎回スマートフォンからタッチすることで、スムーズに調理を開始できるという。

スマートフォンを使わなくても簡単に調理

本体でメニュー番号を選び、5つのメニューを簡単に調理できる

 Tシリーズでは、スマートフォンがないユーザーにも、定番メニューを簡単に作れる自動調理メニュー「かんたん焼き物調理」機能も用意する。

 「かんたん焼き物調理」機能は、メニュー番号を選んでスタートボタンを押すだけで、予熱や温度調節、設定時間などを行なってくれるというもの。ホットケーキ、ハンバーグ、冷凍ぎょうざ、お好み焼き、ポークソテーの5つの定番メニューに対応する。

調理のタイミングを音声でお知らせ

 Tシリーズでは、調理のタイミングを音声で知らせる機能も新搭載している。例えば、ハンバーグを調理する際には、まず予熱後にハンバーグのタネをフライパンに投入するタイミングをアナウンス。さらに裏返しの1分前には、事前に予告し、裏返しのタイミングや、焼き上がりも音声でガイドする。焼き時間は焼き加減を見て延ばしたり、短縮したり調節が可能となっている。

調理のタイミングを音声で知らせる機能を搭載した
予熱ボタンを押す
予熱が終わると音声で知らせるので、それにしたがってハンバーグを入れる
音声ガイダンスの言う通りにハンバーグをひっくり返した。ふっくらと焼きあがり、香ばしいニオイが周囲に充満した
焼き加減の難しいホットケーキもきれいに焼けるという

グリル庫内がフラットで手入れしやすい

 昨年モデル「Rシリーズ」に引き続き、グリルには庫内がフラットな「遠赤 ラクッキングリル」を採用している。ヒーターの出っ張りがなく、奥まで掃除しやすいという。

庫内はフラットで掃除しやすい
遠赤 ラクッキングリルのカットモデル
ヒーターの出っ張っている古いモデル。奥まで手を入れて掃除しにくかった

 本体には100メニューを掲載したレシピブックが付属。トッププレートとグリルによって、幅の広い調理が可能になるという。別売りの「平面プレート KZ-AFP1」では、さらに30レシピが可能になる。

本体には冊子状のレシピブックが付属
100メニューを掲載している
平面プレート KZ-AFP1も4月に発売する。希望小売価格は5,250円
火力に合わせて明るさが変わる「お知らせリング」

 安全面では、トッププレートに、火力に合わせて明るさが変わる「お知らせリング」を搭載。火のイメージを目で確認できるようにして、注意を促す。また、ふきこぼれやこげつきを感知したら加熱をストップする機能などを搭載している。

スマートフォンや操作パネルで電気代を確認できる

 このほか機能面では、加熱しすぎを抑えて省エネする「エコナビ」機能や電気代の表示機能を搭載している。電気代を表示する機能では、スマートフォンのアプリ上で1日あたりの電気代の目安と使用時間を知らせるほか、本体の操作画面では直前の使用時の電気代などを確認できる。具体的に、4人家族の電気代の目安は1カ月850円程度になるという。

(小林 樹)