ティファール、お知らせタイマーが調理手順をガイドしてくれる圧力鍋

アクティクック プラス

 ティファールは、お知らせタイマーが調理手順をガイドしてくれる圧力鍋「アクティクック プラス」を9月上旬より発売する。容量6L/4L/3Lの3機種で、希望小売価格は順に35,700円、33,600円、31,500円。

 時間と火力を本体上部のお知らせタイマーで表示する圧力鍋。ティファールによると、圧力鍋は時短調理などに有効なツールとして認知度は高いものの、「使い方が難しそう」などの理由で、持っていない人も多いという。アクティクックでは、圧力鍋調理において重要となる時間と火力管理をガイドする「お知らせタイマー」を搭載することで、圧力鍋を初めて使う人でも簡単に使える点が特徴。

圧力鍋は時短調理などに便利な製品として認知度は高いしかし、使い方が難しそうなどのイメージが先行して持っていない人も多いというアクティクックでは弱火にするタイミングなどをタイマーで知らせる機能を搭載した

 圧力鍋で調理を行なう際は、まず火をつけて調理をスタート、圧力がかかったら火を弱くする、その後火を止めるという3段階の工程がある。特に重要なのは圧力がかかった後の調理時間で、素早く弱火にして正確な時間管理を行わないと、圧力がかかり過ぎて、食材が焦げてしまったり、柔らかくなりすぎてしまうことがあるという。

 アクティクックのお知らせタイマーでは、事前に圧力時間(弱火にしておく時間)を設定しておくと、圧力がかかったタイミングと、火を消すタイミングをアラームで知らせるほか、画面横のインジゲーターで火力の強さも指示。加圧が始まったタイミングを正確に知らせるため、失敗が少ないという。

お知らせタイマーはフタの中央部に備えられているタイマー部分は取り外し可能加圧が始まったタイミングと圧力時間を正確に知らせてくれる

 また、初心者でも使いやすいようにフタの開閉はフタ上部に設けられたセレクターで行なう。フタの向きなどを気にすることなく、力を入れずにフタの開閉ができるという。

 セレクターではフタの開閉以外に、高圧(85kPa)、低圧(55Pka)も設定できる。高圧は塊肉など時間のかかる食材向きで、低圧は野菜などデリケートな食材の時に最適。なお、フタ上部には、加圧前に自動で内部の空気を強制的に排出する「自動空気排出システム」が設けられている。空気を抜くことで、鍋の内部が真空に近くなり、熱の伝わりが良くなるという。

フタの開閉はセレクターを使って簡単にできるセレクターでは高圧、低圧などの設定も行なう

 安全では、内部の圧力の上がりすぎを防ぐ圧力調整弁、安全弁、特別設計のパッキングを採用するほか、フタがきちんと閉まっていないと圧力がかからない、圧力がかかっている時はフタが明かないなど5つの安全設計を採用。本体は10年間の保証がついている。

 本体にはガラスぶたとバスケット、エコカップが付属。エコカップは、水分量を測定するためのカップで、付属のレシピにはエコカップのカップ数で水分量が指定されているため、失敗が少ないという。また、ガラスぶたとバスケットを活用することで、圧力鍋としてだけでなく、普通の鍋として、蒸し器としても活用可能。ティファールでは、「普通の鍋と同じように、毎日使って欲しい」としている。

本体にはガラスぶたとバスケット、エコカップが付属する蒸し料理に使うバスケットバスケットを使ってプリンを蒸しているところ
調理の際の水分量を計測するエコカップ付属のレシピレシピ内では水分量をエコカップ数で表示している

 容量4Lのアクティクック プラスの本体サイズは335×236×212(幅×奥行き×高さ)で、重量は2,660g。

 下位機種としてエコカップが付属しない「アクティクック シンプリー」シリーズも同時発売する。4Lと6Lの2種類で、価格は順に31,500円、33,600円。






(阿部 夏子)

2012年7月11日 16:35