ヤマハ、“ゴツかわいい”デザインの小径電動アシスト自転車

~オプションで幼児1名も同乗可能
PAS Babby

 ヤマハ発動機は、“ゴツかわいい”デザインの小径電動アシスト自転車「PAS Babby(パスバビー)」を8月20日より発売する。希望小売価格は119,000円。

 街乗り用の小径電動アシスト自転車。ゴツゴツとしたタイヤや太いフレーム、バスケットを採用した“ゴツかわいい”デザインが特徴。前後の20型ファットタイヤは走行時に路面の振動をよく吸収するため、乗り心地が良いほか、車両が低重心化し、走行時の安定感が増したという。

 フレームには、新設計の「U型タフフレーム」を採用。強度と操縦安定性のバランスを図り、足が地面に付きやすく、乗り降りしやすいという。

別売りのチャイルドシートを取り付ければ、幼児1人の同乗が可能

 さらに、別売りのチャイルドシートをリヤキャリアに装着すれば、幼児1人を同乗できる。低重心のため、幼児を乗せ降ろしする際の位置が低く、小柄な人でも安心して使えるという。同社では、チャイルドシートが必要な時期はもちろん、その前後も長く使えるとしている。

 このほか、スタンドがかけやすく、駐車中にも安定する「らくらく幅広スタンド」、手元の操作でハンドルの回転を半固定できる「テモトデロック」、幼児同乗の際にも制御しやすい「スマートコントロールブレーキ(前)」などを採用し、幼児と同乗する状況を考慮している。

別売りのチャイルドシートを装着できるクラス27リヤキャリア安定してスタンドがかけられる「らくらく幅広スタンド」

 また、幼児を含む搭乗者を対象として、購入日から1年間有効な「親子安心傷害保険」も付帯している。

 機能面では、バッテリーには容量8.9Ahのリチウムイオンバッテリーを採用した。充電にかかる時間は4時間半。

バッテリー残量を細かく表示する「デジタルメーター付きメインスイッチ」

 ハンドル部には、バッテリー残量を数字で表示する「デジタルメーター付きメインスイッチ」を搭載した。バッテリー残量が20%までは10%単位、残り20%を切ると1%単位で細かく表示する。表示を切り替えることで、走行速度も確認できる。

 走行モードは、パワーと距離を両立させる「標準」モードと、パワフルな「強」モード、節電しながら走行距離を伸ばす「オートエコモードプラス」の3モード。走行モードの切り替えは手元のメインスイッチで行なう。1充電あたりの走行距離は、標準モードで38km、強モードで33km、オートエコモードプラスで45km。

 また、内装3段のギアポジションごとに最適にアシストする独自機構「S.P.E.C.3」を搭載している。

 このほか、前方を照らす照明には、1W砲弾型ホワイトLEDバッテリーランプを採用している。

 カラーは、ビビッドなオレンジとピンク、マット系のブラック、ホワイトの4色を用意した。さらにリヤキャリアはフレーム同色とし、ハンドルやバスケット、ヘッドライト、チェーンケース、タイヤ、スタンドなどの細かなパーツまで黒で統一し、トータルでカラーコーディネートしている。

 本体サイズは最大580×1,720×880mm(幅×全長×高さ)。本体重量は29.5kg。保証期間は、バッテリーが2年間、ドライブユニットとフレーム、フロントフォークが3年間。

トロピカルオレンジグリッターピンク
マットブラックスノーホワイト





(小林 樹)

2012年6月28日 13:29