京セラ、埼玉県最大の1.2MWメガソーラー発電システムを納入

行田浄水場に納入された太陽光発電システム

 京セラソーラーコーポレーションは、埼玉県行田市の埼玉県行田浄水場に、同県で最大となる総出力1.2MW(メガワット)の太陽光発電システムを納入したと発表した。運転開始日は3月28日。

 同浄水場の所在地は埼玉県行田市大字小針1632。浄水場内の電力使用量を削減し、環境への負荷低減を目指すために、埼玉県企業局によって設置された。

 ソーラーパネルは京セラの高出力太陽電池モジュールで、全5,040枚が設置される。パネルは京セラ独自の防汚タイプで、モジュールの枠に複数の溝を設けて、パネル上のホコリなどが雨水とともに排出されやすい構造になっている。これにより、表面ガラスの汚れによる発電量の低下が防げるという。

太陽電池モジュールは、ホコリなどが雨水とともに流れ出やすい防汚タイプを採用

 システム全体の総出力は、同県で最大を謳う1.2MW(1,200kW)。年間の総発電電力量は、一般家庭381軒分に相当する1,372,594kWh。年間で約530tのCO2排出量が削減できるという。







(正藤 慶一)

2012年3月26日 18:12