象印、蒸気を通常の半分に抑える小容量IH式炊飯器

~雑穀米の圧力炊飯にも対応
極め炊き NP-RD05

 象印マホービンは、蒸気を通常の半分に抑える炊飯モードを搭載した、小容量タイプのIH式炊飯器「極め炊き NP-RD05」を、2月1日に発売する。希望小売価格は52,500円。

 3合炊きの小容量タイプの炊飯器。従来モデル「NP-RC05」に続き、炊飯時の圧力が1気圧/1.15気圧/1.2気圧の3種類から選べる「3段圧力」、水をまろやかにして、ごはんの甘み成分を引き出す内釜「プラチナ真空釜」、通常よりも予熱に時間をかけて、ごはんの甘みをアップする「熟成炊き」モードなどを採用する。

 今回発売するNP-RD05では、炊飯中に発生する蒸気を、通常よりも抑える「蒸気セーブ」メニューを追加した点が特徴。通常の「白米ふつう」モードで炊飯する場合、1.2気圧を掛けるため沸点は105℃になるが、「蒸気セーブ」モードでは蒸気量を抑えるために、105℃未満で温度制御を行なうという。

 この結果、2カップ炊飯時の蒸気量は、白米ふつうモードが27.3g、蒸気セーブモードが11.8gとなり、同社では通常の炊飯よりも蒸気量を50%抑えるとしている。また、蒸気セーブモードで炊飯することで、レンジ台などの天板に結露が発生しにくいという。

 炊飯モードではこのほか、消費電力を抑える「エコ炊飯」メニューも搭載。白米ふつうモードの消費電力量は、炊飯1回当たり131Whだが、エコ炊飯の場合は、炊飯1回当たり109Whに抑えられるという。なお工場出荷時は、エコ炊飯メニューが初期設定となっている。

 さらに、内蓋に雑穀の目づまりを防ぐ「雑穀フィルター」を搭載することで、雑穀米も圧力炊飯できるようになった。ビタミンやミネラルが補給できる雑穀米を、ふっくらとおいしく炊き上げるという。

 このほか、冷めたごはんを5~8分後に食べごろの温度まで温める「あったか再加熱」キーも備える。

 本体サイズは230×320×195mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.2kg。消費電力は700W。保温1時間当たりの消費電力量は12.8Wh。年間消費電力量は46.8kWhで、省エネ基準達成率は107%(2008年度目標)。本体カラーはシャンパンゴールド。






(正藤 慶一)

2012年1月18日 17:06