パナソニック、好みの灯りに素早く切り替えられる“丸型”LEDシーリングライト

 パナソニックは、好みの灯りに素早く切替できる丸型のLEDシーリングライト「EVERLEDS HH-LC」シリーズ全9品番を11月1日より発売する。ラインナップは、適用床面積8畳~12畳までで、上位機種には、部屋の明るさを検知して自動で明るさを調節する「エコナビ」モードを搭載する。店頭予想価格は、エコナビ機能を搭載した12畳用の「HH-LC730A」が5万円前後、エコナビ機能を省略した8畳用の「HH-LC560A」が33,000円前後。

エコナビ機能を搭載した12畳用の「HH-LC730A」エコナビ機能を搭載していない12畳用の「HH-LC760A」使用イメージ

 部屋の全体照明として設置するLED光源のシーリングライト。同社では、これまで500×500×99mm(幅×奥行×高さ)の正方形のLEDシーリングライトを展開していたが、「要望が多かった」として、今回初めて670×100mm(直径×高さ)の丸型リーシングライトを発売する。

 基本機能では、LED光源による調光・調色機能を備え、生活シーンにあわせて4種類の「あかりパターン」を切り替えて使用できる点が特徴。本体に搭載されているあかりパターンは「白い光(昼光色)」、「全灯(昼白色)」、「暖かい色(電球色)」、「普段のあかり」の4種類で、あかりの切替は付属のリモコンで簡単に行なうことができる。

 「普段のあかり」では、色温度を3,000~6,500Kで調節可能なほか、100%から約5%の調光機能も備える。

 あかりパターンのほかにも、5~100%の調光機能や、昼光色から電球色の光色機能によって、好みのあかりを自分で設定することも可能。

リモコンの簡単な操作で、4つの灯りをすぐに切り替えて使用できる

 上位機種に搭載されている「エコナビ」機能では、センサーで室内の明るさを検知、太陽光などで室内が明るいときは、自動で明るさを抑える。調光範囲は100%から約5%までで、部屋が充分に明るい時には自動で消灯する機能も備える。

エコナビ機能では、部屋に差し込む太陽光などの明かりの強さに応じで自動で調光する

 色の見え方を評価する平均演色評価数はRa85以上。自然光(Ra100)により近いあかりを実現しているという。

エコナビ搭載モデルに付属するリモコン

 そのほか便利な機能としては、リモコンで手元を照らすのに便利な「手元灯」機能、設定時刻になると自動であかりのON/OFFをし、外出時に在宅を装える「るすばんタイマー」機能などを備える。

 光源のLEDは、定格寿命は約40,000時間。エコナビ機能を搭載した12畳用の「HH-LC730A」の全光束は5,000lm。消費電力は74W。重量は3.9kg。

 なお、角型のLEDシーリングライトに搭載されている、間接光のテレビ方向のみを点灯する「シアターモード」など一部の機能は省略されている。これは「シーリングライトの形状変更による」ものであるとし、丸型のシーリングライトは、一方向に光を当てるという機能には向かないためだという。また、機能変更により価格も従来タイプより低めに設定しているという。






(阿部 夏子)

2011年9月20日 14:41