鹿島共同火力、35万kWの4号機が運転再開

~東京電力へ電力を供給

 鹿島共同火力は、東日本大震災によって被災した、鹿島共同発電所の4号機が運転を再開したと発表した。

 鹿島共同火力は、東京電力と住友金属工業の共同出資による電気の卸供給会社(IPP)。発電所は、茨城県鹿嶋市の住友金属工業鹿島製鉄所に隣接しており、製鉄所で発生するガスを主な燃料としている。現在、1号機から4号機まで4台の炉があり、それぞれ35万kWを出力する。

 東日本大震災による被災後、4月18日に1号機、6月7日に3号機が再開している。2号機は現在、計画停止中となっている。

 東京電力では、4月に公開した今夏の電力供給計画のなかで、卸供給会社が所有する発電所のうち鹿島共同火力1/3/4号機と常磐共同火力8/9号機の復旧を予定していた。今回の鹿島共同火力4号機の運転再開で、予定していた5つの発電所がすべて復旧したことになる。






(伊達 浩二)

2011年7月20日 14:35