NEC、発光効率が“世界最高レベル”の有機EL照明を開発

1W当たりの発光効率が60lm/Wで“世界最高レベル”を謳う有機ELパネル

 NECライティングは、発光効率で“世界最高レベル”を謳う照明用有機ELパネルを開発したと発表した。照明器具として2011年度中の出荷を目標としている。

 有機EL照明は、薄く軽量で、面発光ができる点が特徴の新光源。点光源で高い輝度を持つLED照明と比べると、眩しさを抑えたやさしい光を放つ性質がある。

 今回開発された有機EL照明は、消費電力1W当たりの明るさが60lmと、高い発光効率が特徴。同社では“世界最高レベルの発光効率”としている。パネル1枚当たりのサイズは100×96×2mm(幅×奥行き×高さ)で、光色は電球色。

ライティングフェアにて展示される試作品のイメージ。(1)シーリングライトの「Knity」、(2)装飾照明の「Infinite Puzzle」、(3)フロアスタンドの「Cube Stand」

 同社ではまた、この有機EL照明パネルを用いた照明器具の試作品を、3月8日より東京ビッグサイトで開催される照明の総合展示会「ライティングフェア」にて展示する。展示品は、シーリングライト「Knity(ニッティ)」や、パネルを壁面に差し込むと発光する装飾照明「Infinite Puzzle(インフィニットパズル)」、パネルを立方体に重ね合わせたフロアスタンド「Cube Stand(キューブスタンド)」など。






(正藤 慶一)

2011年3月7日 12:39