テルモ、簡単に腕帯を装着できる電子血圧計

テルモ「電子血圧計R800」

　テルモは、腕を通すだけで正しく腕帯を装着できる「電子血圧計R800」を12月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。市場想定価格は2万円前後。

　最大の特徴は、腕に通してタグを引き上げるだけで正しく装着できる、柔らかい筒状の腕帯「らくらくスルー腕帯ソフト」を採用したデジタル血圧計。巻き具合が一定になっているため、締め具合を調整するなどの手間がなく、測定値のバラツキが少ない。折りたたんでコンパクトに収納が可能。

　さらに、医療機関で採用されている測定方式を採用。上腕部を空気袋で圧迫して血流を止め、徐々に緩めて血流を再開させ、その音を拾って血圧の高低を測る。圧迫用の大カフ（空気袋）と血圧音をマイクに伝える小カフ（空気袋）を分けたダブルカフ（2重構造）により、正確な血圧測定を行なうことができるという。

　リラックスした姿勢で血圧測定ができるよう、6.8型液晶大画面を採用。画面の傾斜角度は、ゆったり背もたれ姿勢でも見やすい60度。チューブの長さは80cmで、前かがみにならないゆとりがある。

　また、音声ガイド機能とリラックス音楽機能を搭載。測定の手順を音声で案内し、測定終了時には、測定値（血圧値、脈拍）がアナウンスされる。測定中にはモーツァルト作曲のメロディが流れる。

ゆったりとした姿勢で測れるよう工夫されている	締め具合を調整する手間がかからない