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ダイソン、羽根のない扇風機にタワーファンとフロアーファンを追加

手前から「AM03 フロアーファン」(2台)、「AM02 タワーファン」

 ダイソンは、羽根のない扇風機「air multiplier(エアマルチプライアー)」の新モデルとして、「AM02 タワーファン」と「AM03 フロアーファン」の2機種を7月上旬より、同社オンラインストアで発売することを発表した。価格はいずれも54,000円。また、9月1日からは全国の家電量販店での発売も開始するという。

 エアーマルチプライヤーは、吸い込んだ空気で気流を発生させ、周囲の空気を巻きこむことで風を増幅させる「ミックス フローインペラー」技術を搭載した、羽根のない扇風機。本体上部の環状のパーツは、飛行機の翼のような非対称の形を採用。傾斜の上を高速スピードの空気が通過することで、円形気流を生み出し、周囲の空気を巻き込み、空気が増幅するという。独自の構造を採用したことで、風にムラが起きにくく、手入れが楽で安全性が高い点が特徴。

 従来は、送風部の直径が25cm/30cmの「AM01 テーブルファン」のみを展開していたが、より広い部屋にも設置できる製品として、今回新たに「AM02 タワーファン」「AM03 フロアーファン」をラインナップに追加する。いずれもテーブルファンよりサイズが大きく、風量も増加している。

 「AM03 フロアーファン」は、ラインナップ中、もっとも風量が多いモデル。風量はテーブルファンより50%増加しており、1秒間に約33Lの空気を吸い込み、約18倍にあたる594Lの風を生み出すという。本体の高さは、1,188〜1,408mmまで無段階で調節可能。高さの調節にはネジなどの留め具を使用せず、スプリングを採用しているため、本体上部の円形パーツを手で上下させるだけで、高さを簡単に変えることができる。

 また、前後各20度まで角度を調節できる。本体カラーは「ホワイト/シルバー」。消費電力は65W。

AM03 フロアーファン 本体側面 高さ調節は、ネジなどではなくスプリングを採用している
モーターは本体の土台部分に搭載されている 本体の高さを一番短くした状態 高さは手で直感的に変えられる
風発生部の内側。細かい穴が開いている。ここから空気を高速スピードで発生させ、傾斜の上を通過することで、円形気流を生み出し 角度を後ろに倒した状態 通常の状態

 「AM02 タワーファン」は、限られたスペースにも設置できる省スペース設計が特徴の製品。本体の幅は19cmで、高さは1m。風量はテーブルファンに比べ、約30%増えており、1秒間に約33Lの空気を吸い込み、約16倍の528Lの風を生み出すという。本体カラーは「アイアン/サテンブルー」、「ホワイト/シルバー」の2色。消費電力は65W。

「AM02 タワーファン」、ホワイト/シルバー アイアン/サテンブルー 本体台座部分
本体側面 本体上部 風発生部分

 いずれのモデルにもリモコンが付属する。リモコンでは電源のON/OFF、風量調節、首振り運転の設定が操作できる。リモコンにはマグネットを内蔵し、本体上部に設置・収納できる。

付属のリモコン 裏側にはダイソンのロゴが 本体上部に密着して設置できるようにリモコンの側面は曲線になっている
インダストリアルデザインディレクター アレックス・ノックス氏

 会場では、同社のインダストリアルデザインディレクター アレックス・ノックス氏が製品のプレゼンテーションを行なった。アレックス・ノックス氏は「私は技術者なので、本当はこのような場で喋る立場ではないのですが」と前置きしながらも製品の特徴を説明。「エアーマルチプライヤーは、従来の扇風機が抱えていた問題を解消した画期的な製品」とし、「今回のラインナップ追加のために、技術を再検討する必要があった」と話した。

 ラインナップ追加にあたっては「19名の技術者が16カ月間取り組んできた。技術者は、どうしても新しい技術や機能に目が行きがちだが、今回の製品はユーザーのニーズに着目して開発をすすめてきた」と話した。使いやすさで留意した点については「高さを自由に変えられること、またモーターを下に配置したことで実現した抜群の安定感」などを挙げた。





(阿部 夏子)

2010年6月25日 15:56