パナホーム、“オールLED照明”のモデルハウス


LED照明を採用したモデルハウスの外観
 パナホームは、室内照明にLEDを使用した“オールLED照明”のモデルハウスを、東京・新宿の東京都新宿住宅展示場内に開設、17日より一般向けに公開する。所在地は東京都新宿区西新宿4-36。受付時間は10時から18時まで。

 親世帯棟と子世帯棟で構成される二世帯住宅のモデルハウスで、親世帯棟では照明器具のすべてにLED照明を、子世帯棟ではLED照明と最新の蛍光灯を採用している。また、エクステリアにもLED照明を取り入れている。LEDはすべてパナソニック電工製で、設置されるLED照明の数は、親世帯棟が74台、子世帯棟が25台(蛍光灯は45台)、エクステリアが11台。

モデルハウスの構成。親世帯棟の照明が“オールLED”となっており、子世帯棟ではLEDと蛍光灯を併用している

“オールLED照明”の親世帯棟のリビングダイニング
 リビングダイニングではLED照明が複数設置され、生活シーンにより明かりが変わる“適時適照”プランを採用する。従来の白熱灯や直管の蛍光灯を常時点灯した場合と比べると、電気代は親世帯棟で年間で約40,883円、子世帯棟で年間約24,363円の節約になるという。

 また、子世帯棟の3階では、LED照明と白熱電球が同じ場所で比較展示できる空間も設置。さらに、子世帯棟の2階では、生活シーンに合わせて明かりが演出できる「シンフォニーライティング」も体験できるという。

 パナホームでは、快適性と省エネ性を実現するLEDの照明プランをモデルハウスで体験できるのは、業界でも珍しく先進的な取り組みとしている。

 なおモデルハウスでは、係員が照明の特徴などを説明する「未来のあかり体感フェア」も開催する。開催日は10月17日から11月29日までの、土/日/祝日の17時から20時まで。

 
モデルハウス内のようす

照明の交換がしにくい、階段回り(左)、吹き抜け(中央)、エクステリア(右)のLED設置例。LEDは長寿命のため、交換の頻度が抑えられる
 
LEDは消費電力も少ないため、長時間点灯するフットライト(左)やエクステリア(右)にも向く

コンパクト性を活かし、狭小スペースの建築家照明として設置した例

LEDの光は紫外線を発しないため、紫外線に弱い絵画用のスポットライトとしても使用可能

キッチンには、食材がおいしく見えるよう、演色性の高いライトを使用する




(正藤 慶一)

2009年10月16日 19:51