シャープ、より省エネ、静かになったプラズマクラスターイオン発生機

~持ち運び用の取っ手も新設


プラズマクラスターイオン発生機 IG-B100
 シャープは、従来機種よりも省エネ性能と静音性を高めたプラズマクラスターイオン発生機「IG-B100」を発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。

 シャープ独自のイオン技術「プラズマクラスターイオン」を放出することに特化したイオン発生機。プラスとマイナスのイオンを空気中に放出することで、イオンがウイルスやアレル物質、カビ菌やニオイ成分と反応し、除菌/脱臭効果があるという。

 IG-B100は、2008年10月に発売したプラズマクラスターイオン発生機「IG-A100」の後継モデルで、省エネ性能と静音性を高めた点が特徴となる。省エネの面では、強運転時での消費電力が従来の14Wから8Wとなり、1日24時間使った場合の年間の電気代は、約2,700円から約1,540円と、57%の省エネとなった。また運転音は、従来モデルが強運転時で44dBだったのが、38dBに抑えられている。

 なお1分当たりの風量は、強運転時で1.7立方mから1.5立方m、弱運転時で1.2立方mから0.8立方mと、若干少なくなっている。適用床面積の目安は従来と変わらず約6畳(約10平方m)。プラズマクラスターイオンの濃度も1立方cm当たり25,000個と、従来と同じ数値となっている。

【IG-B100と旧モデルのスペック比較】
型番IG-B100IG-A100※旧モデル
発売時期2009年10月2008年10月
適用床面積約6畳(10平方m)
運転モード
1分間の風量1.5立方m0.8立方m1.7立方m1.2立方m
消費電力8W2.7W14W6.5W
電気代の目安(1時間当たり)約0.18円約0.06円約0.31円約0.14円
年間の電気代の目安
(1日24時間使用)
約1,540円約520円約2,700円約1,250円
運転音38dB24dB44dB34dB
プラズマクラスター
イオン濃度
1立方cm当たり25,000個

IG-B100 ホワイトIG-B100 ブラックIG-B100 レッド

 また、持ち運んで使用しやすいよう、本体背面に取っ手を新設したほか、本体ケースがドライバーなど工具なしで手で開けられるようになっている。

 本体サイズは140×160×340mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。プラズマクラスターイオンの発生ユニットは17,500時間で交換が必要となる。交換用ユニット「IZCB100」の希望小売価格は6,300円。

 シャープのプラズマクラスターイオン発生機は、適用床面積が12畳で“リビング向け”の「IG-B200」、適用床面積が約1畳で“ポータブルタイプ”の「IG-B20」を、6月に発売している。
 

右がIG-B100、左は旧モデルのIG-A100IG-B100では、取っ手が本体背面に設けられている
空気の吸込口のフィルターも新素材を採用した(左がIG-B100)操作パネル。フィルターお手入れのランプとリセットボタンが新たに設けられた
プラズマクラスターイオンの発生ユニットは交換式本体ケースはドライバーなどを使わずに、手で開けられる




(正藤 慶一)

2009年10月6日 13:28