パナソニック、白パンや蒸しパン、米粉100%パンも作れるホームベーカリー
SD-BMS101 |
1斤用のホームベーカリーで、従来製品よりも調理メニューが増えた点が特徴。新搭載の「スチームコース」により、焼き色が薄く柔らかい食感が特徴の「白パン」、しっとりとした味わいの「蒸しパン」が調理できるようになった。
スチームコースでパンを焼く際には、通常パン生地を入れる「パンケース」のほか、「スチームケース」というケースも使用する。例えば白パンの調理時には、通常のパンケースで練りと一次発酵をした後、パン生地をスチームケースに移す。その後、パンケースに水を入れ、パンケースの上にスチームケースを重ねたうえで加熱する。すると、パンケースから発生するスチームが間接的にパン生地を加熱するため、生地の表面をしっとりとやわらかくする効果がある。食パンコースよりも低い温度で焼成し、焼き色を抑えながらパンの芯まで火を通すことで、ふっくらとした白パンを焼き上げられるという。
蒸しパンの場合は、スチームケース内で生地を直接混ぜ合わせ、ぬるま湯を入れたパンケースに重ねて加熱する。しっとりとした仕上がりの蒸しパンが手間なく作れるという。
スチームコースの構造 | スチームケース(左)は、パンケースの上に重ねて使用する(右) |
白パンの調理手順。調理時間は約2時間45分 |
蒸しパンは約35分と、調理時間が短い |
米粉100%のパンを作る「米粉パンコース」を搭載。グルテン入りとなしの2通りから選択できる |
グルテン入りの米粉100%パンではモチモチとした食感が、グルテンなしではさらにモチモチとした食感が味わえるという | 米粉パンコースの手順。米粉に合わせた新たな調理プログラムを導入している |
このほか、“業界最速”の約60分でもちを作る「もちコース」や、全粒粉パン、メロンパン、デニッシュ風食パン、うどん・パスタ生地の調理モードも、従来製品より継承。イーストやレーズン、ナッツの自動投入機能も備えている。
本体サイズは241×304×322mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.1kg。最大消費電力はヒーターが370W、モーターが80W。もちの容量は280~420g。調理時間は、白パンが約2時間45分、蒸しパンが約35分、米粉100%パンはグルテン入りが約2時間35分、グルテンなしが約1時間55分。
下位機種として、スチームコースを省いた「SD-BM103」、スチームともちコースを省いた「SD-BH103」も発売する。 |
(正藤 慶一)
2009年7月7日 16:08
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