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“寝てない自慢をするビジネスパーソンは時代遅れ”~トゥルースリーパー睡眠セミナー
2017年8月24日 11:04
ショップジャパンは、9月3日の睡眠の日を前に睡眠に関するセミナーを記者向けに開催した。快眠セラピストの三橋美穂氏と、現在約30社の産業医を務める医療法人同友会 産業医室 大室正史氏による講演が行なわれた。
夫婦円満のためには、おもいきって寝床を別にするのがオススメ
快眠セラピストの三橋美穂氏によると、日本人の平均睡眠時間は短く、6時間未満が4割を占めるという。中でも50代女性の睡眠時間が最も短く1日の平均睡眠時間は6.02時間だという。
「10年前にも同じ調査をやりまして、そのときは40代女性の平均睡眠時間が一番短かったんです。やはり40代の女性は子育てや仕事、家事に追われているんだなと思いましたが、10年後の結果をみると、その世代がそのまま上に上がってきている。よく考えてみると、この世代はバブル世代なんですね、バブルの時に寝ないで仕事をしたり、遊んできた世代はそのときの勢いのままにあまり寝ないという人が多いようです」
一方、睡眠時間は夫婦関係にも関係するという。
「パートナーにあたってしまうのは、その人の性格に問題があるわけではなく、睡眠不足のせいかもしれません。睡眠に問題があると、感情的になったり、いら立つということが多くなります。その上で、私がオススメしているのが夫婦別のベッドで寝るということです。ベッドを分けることで、相手のことを気にせず、より快適な睡眠がとれるようになります」
三橋氏はさらに「マットレス離婚」を防ぐ3か条として「無理せず寝床を分ける」「それぞれに合うマットレスを選ぶ」「一緒に寝る場合は低反発(のマットレスを使う)」の3つを挙げた。
「低反発のマットレスは、振動が伝わりにくいので、一緒に寝ていても比較的快適に過ごせます。マットレスを選ぶ時は、お尻周りが沈んでいないか、腰が浮いていないかどうかをチェック。今は低反発だけでなく、中反発、高反発など様々な製品があるので、自分にあったものを選んでください」
“寝てない自慢をするビジネスパーソンは時代遅れ”
一方、産業医の大室正史氏は、昨今のビジネスパーソンを取り巻く環境が交感神経優位になりやすいことを指摘した。
「交感神経と副交感神経というのはほぼ対極にあるもの。例えば、猿が森の中で虎に出会うと、『やばい』という気持ちになり、瞳孔は拡大、皮膚の血管は収縮、動悸が激しくなり、汗が出てくる。これが交感神経が優位になっている状態。一方、虎が去った後に、動悸が収まって、ほっと安心してお腹も空いてくるというのが、副交感神経優位の状態。我々は猿の時から、身体の仕組みはそれほど変わっていないが、環境は変わってきている。猿の時は、虎がいる間だけが緊張状態だったが、現在のビジネス環境はスマートフォンや世代間の認識の差など、交感神経優位になりやすい」
また、メンタルの不調は、多くの場合で身体症状に表れるという。動悸や肩こり、食欲不振など様々な症状があるが、中でも重要なのが睡眠障害だという。睡眠不足は血圧上昇や免疫力の低下、精神の不安定、太りやすいなど様々な弊害を引き起こす。
「バブルの時代は、寝ないで仕事をすることが美学とされたが、今はそんな時代ではない。先日もAmazonの創業者のジェフ・ベゾス氏が1日8時間寝ていることを公言して話題になったが、今はしっかり寝て、良いパフォーマンスを残すことが良いとされている。寝てない自慢をするのは時代遅れ。良い睡眠をとることを心がけたい」
400万枚売れた低反発マットレス
ショップジャパンが展開する低反発マットレス「トゥルースリーパー」は、今年で発売15周年を迎え、累計出荷枚数400万枚を超える人気製品。7月には新製品の「トゥルースリーパー プレミアケア」を発売、従来の寝心地はそのままに、銀由来の抗菌存在を新たに配合するなど、清潔性に配慮した。
また保護カバーの表面をスムース面とメッシュ面の2種類用意することで、春夏はメッシュ面、秋冬はスムース面と通年使用できるようにした。
シングル、セミダブル、ダブル、クイーンの4サイズを展開し、価格は24,800~30,800円(税抜)。また、低反発だけでなく、中反発の「トゥルースリーパー ネオフィール」、高反発の「トゥルースリーパー cero(セロ)」も展開する。