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厚さわずか3cmで15,000円のロボット掃除機。エスキュービズムが“ルーム家電”に注力

 エスキュービズムは、厚さ約3cmの「超薄型床用ロボット掃除機 SCC-R05GM」を、8月初旬に発売予定。想定価格は14,800円前後。

超薄型床用ロボット掃除機 SCC-R05GM

 薄型のロボット掃除機。厚さ約3cmで、さまざまな家具の下に潜って掃除できる点が特徴。運転モードや本体サイズなど、スペックの詳細は発売時に発表を予定している。

 同社はこれまでに、ECサービスやポスレジシステムの開発を手掛けており、現在は「IT」「流通/海外」「家電」の3つの領域を軸に事業展開。家電事業では、1人暮らし向けのテレビや冷蔵庫などを販売し、売上高20億円を達成。今後さらに注力していき、その第1弾としてロボット掃除機を発表したという。

厚さ約3cm
「IT」「流通/海外」「家電」の3つの領域を軸に事業展開している

1~2人向けの“ルーム家電”を展開。生活の中での困りごとを低価格の製品で解決

エスキュービズム 代表取締役社長 薮崎 敬祐氏

 エスキュービズム 代表取締役社長 薮崎 敬祐氏は、同社が手掛ける家電事業について次のように語った。

 「私たちが注目しているのは、小さい空間で使用するひとり暮らし向けの家電です。3~4人以上の家族がリビングで使うような家電は大手メーカーさんがノウハウを持っていますが、1~2人世帯の家電も需要が高まっており、まだ差別化できる領域だと思います。エスキュービズムではそうした家電を“ルーム家電”と名付け、機能を限定し、納得のいく品質を保ちながらも低価格な製品を提供していきます」

 コンセプトは「ENRICH THE ROOM -部屋を、ひとつ豊かに-」。生活の中で少し困ってる、少し不便と思うことがある人に、手頃な価格で製品を提供していくという。

家族向けのリビング家電ではなく、1~2人用のルーム家電を提案

 第1弾のロボット掃除機は、単身世帯でも手に取りやすいように低価格を実現しているが、部屋に置きたくなるデザインを目指し、本体はスタイリッシュに仕上げたという。カラーは、「パールホワイト/シャンパンゴールド」、「ガンメタリック/ブルーメタリック」、「シルバーメタリック/ガンメタリック」の3色を用意し、インテリアに合わせて選択可能。

 「厚さが3cmと驚くほどスリムですが、吸引力はパワフルです。さまざまな家具の下に潜っていけるので、掃除機のヘッドを無理に伸ばさなくても掃除ができます」(薮崎氏)

3色を用意
さまざまな家具の下に潜れるという
裏面
ダストボックス

低価格でスタイリッシュな炊飯器を投入

 また、今後は低価格の炊飯器も開発中。秋頃の発売となり、価格は6,980~7,980円を想定。

開発中の炊飯器。ブラック、ブルー、レッドの3色を用意する

 薮崎氏は、「高級炊飯器には適いませんが、1万円以下の製品を見ていると、機能はどこもあまり変わりません。そこで差別化するにはデザインではないかと思い、スタイリッシュな色を採用しました」とコメント。

 カラーは、ブラック、ブルー、レッドの3色を用意する。スペックなどの詳細は、発売時に発表予定としている。