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メガネとカルチャーの融合を目指す、JINSのフラッグシップストアが渋谷にオープン

 JINSは、アイウェアブランド「JINS」のフラッグシップストア「JINS 渋谷店」を、商業施設「HULIC &New SHIBUYA」内に本日オープンした。

フラッグシップストア「JINS 渋谷店」

 店内の設計は、建築家の藤本壮介氏が担当。立体的に浮遊する巨大な木の造作が張り巡らされており、シンプルながら迫力のあるデザインにしたという。見る人の角度や視点によって、表情を変える店舗としている。

 今回、フラッグシップストアを渋谷にオープンした理由として、若者文化の発信地として常に新しい価値を生み出してきた渋谷と、眼鏡を視力矯正のためだけに留めることなく、新しい価値を模索し拡張してきたJINSのビジョンがリンクすることを挙げている。

 店内ではメガネを販売するだけでなく、アートの展示やイベントも開催予定。カルチャーとメガネの融合を目指した、新機軸の発信型店舗としている。

店内はシンプルながら迫力のあるデザインにしたという

スマホ連携アイウェア「JINS MEME」の体験も。メガネを掛けるだけで姿勢や集中力をチェック

 フロアは1~2階で構成。1階には通常のメガネを用意し、2階ではスマートフォンと連携するセンシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」を体験できる。

1階ではさまざまなメガネを用意
2階ではセンシング・アイウエア「JINS MEME」を体験できる

 JINS MEMEは、メガネに搭載したセンサーにより眼球や身体の動きを計測し、集中力や姿勢、体幹バランスなどをスマートフォンで確認できるもの。

 上位モデル「JINS MEME ES」(価格:39,000円)は、3点式眼電位センサーと、6軸センサー(加速度・ジャイロセンサー)を搭載。メガネを掛けるだけで、まばたきの回数や姿勢を検知し、結果はリアルタイムでスマートフォンに転送される。実際に掛けてみると、想像以上に姿勢の数値が悪く、普段気づかない自分の姿勢の悪さに気付かされた。

 1日使うと、集中していた合計時間や、集中しやすい時間などが把握でき、仕事の効率化に繋げられるとしている。既に使用しているユーザーのデータを集約したところ、水曜日は集中力を高めやすく、夕方以降は集中力が低下しやすいことがわかったという。

 スポーツサングラスタイプ「JINS MEME MT」(価格:19,000円)は、6軸センサー(加速度・ジャイロセンサー)のみを搭載。まばたきの回数や集中力などは検知できないが、姿勢や体の動きをチェックできる。ランニング時の姿勢確認や体幹トレーニングなどに適している。

上位モデル「JINS MEME ES」
まばたき回数や集中力をチェック
スポーツサングラスタイプ「JINS MEME MT」
JINS MEMEと連携できる6つのアプリ。スポーツサングラスタイプは、ランニングと体幹アプリを使用できる

 また、2階には可動式のイベントスペースを設置。現在は、オープン第1弾として、アーティスト・鈴木 康広氏の映像やインスタレーションを展示している。身近な“モノ”や“感覚”をテーマに、「いつもと世界が違って見える」空間を作り上げている。

可動式のイベントスペース
第1弾では、アーティスト・鈴木 康広氏の映像などを展示
身近な“モノ”や“感覚”をテーマにしている。目線によって「下」にも「上」にも見える

 メガネ関連雑貨の販売もしており、アーティストコラボのラインナップとして、金氏徹平氏がデザインしたメガネケースやメガネ拭きを用意。今後は、新商品の発売と連動したイベントなども実施予定としている。

金氏徹平氏がデザインしたメガネ関連雑貨も販売
ベーシックなメガネケースなども用意されている