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パナソニック、明かりだけでなく情報も発信できるスポットライト

 パナソニック エコソリューションズ社は、可視光通信技術「光ID」を搭載し、スマートフォンをかざすだけで情報を読み取れる、「LinkRay(リンクレイ) スポットライト形」3機種42品番を4月に発売する。価格はオープンプライス。参考価格は4~5万円程度。

LinkRay スポットライト形

 LED光源を高速点滅させることでさまざまな情報を送信可能な可視光通信技術を搭載したスポットライト。その光源から送信される情報を搭載したID信号(光ID)は、スマートフォンのイメージセンサーと専用アプリで受信できる。

 QRコードやARマーカーなどの画像読み取り方式とは違い、受信時に読み取り位置を合わせる必要がない。そのため、人混みの中で対象物から離れた場所からでも、スマートフォンをかざすだけで、情報を素早く受信できるとする。

スマートフォンを光源に向けてかざすだけで、情報を受信できる

 スポットライト形では、配線ダクトがあれば取り付けが可能なため、店舗や施設への導入が簡単だという。

 LinkRayサービスの契約者は、Webポータルが提供される。同ポータル上からURL登録などの設定が可能で、多言語にも展開できる。同社は、美術館や博物館、テーマパークや展示会、イベント、ショールームなどで、音声ガイドや誘導、アンケート調査などに利用できるという。

 本体の種類は200形/250形/350形の3種類。光源寿命は40,000時間。

本体は、空間意匠を邪魔しないシンプルなデザインとコンパクトな設計