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パナソニック、同社史上もっとも長持ちするアルカリ乾電池「エボルタ ネオ」

 パナソニックは、同社史上No.1長持ちをうたう乾電池「EVOLTA NEO(エボルタ ネオ)」を4月26日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、単一形(LR20NJ)が2本600円前後、単二形(LR14NJ)が2本450円前後、単三形(LR6NJ)と単四形(LR03NJ)が各4本600円前後(いずれも税抜)。

EVOLTA NEO(エボルタ ネオ)シリーズ

 材料・工法・構造を改良することで、全電流域で同社史上No.1長持ちを実現。長持ち性能が約10%アップしたという。さらに長期保存性能については、推奨期限である10年後のエネルギー保有率を約20%、10年保存後の長持ち性能は、約20%アップしている。

小電流から中電流・大電流までの幅広い電流域で、乾電池エボルタを上回る性能を発揮

 材料については、正極材料の高密度化と負極材料の反応効率を向上。さらに銀の採用により液もれしにくい安全性を、新添加剤の採用により、放電末期の亜鉛の反応を高め、長持ち性能を実現した。

バインダを新たに採用し、粒子の結合を高めることで正極材料の充填量を増加

 またこれらの材料の効果を最大限に発揮できるよう、より密度の高いペレットの成型を実現し、正極材料の充填量を増加させたほか、高密度に仕上げた正極材料とDI缶を隙間なく組み上げる「エボルタNEO工法」を開発したという。

隙間を極小化した「エボルタNEO工法」

 構造については、セパレータを約25%薄型化し、溝部分の形状をV字形に成型することで、正極材料を充填量を増加させることに成功したとしている。

繊維の緻密化により、機能を維持したまま、約25%薄型化