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平成28年度の省エネ大賞決定。パナソニックのエアコンWXシリーズなどが受賞

 一般社団法人省エネルギーセンターは、「平成28年度 省エネ大賞」の受賞者を発表した。本年度は132件の応募があり、省エネ事例部門は25件、製品・ビジネスモデル部門は25件、合計50件の受賞が決定した。

 省エネ大賞とは、国内の企業・自治体・教育機関等に対して優れた省エネ推進の事例や省エネ性に優れた製品およびビジネスモデルを表彰するもの。学識経験者やエネルギーの専門家等からなる審査委員会の審査で決定する。

 製品・ビジネスモデル部門における家庭用家電製品の表彰種別と受賞者、テーマ名、概要は以下の通り。

経済産業大臣賞

パナソニック アプライアンス社 エアコンカンパニー エアコン事業部●

【家庭用ルームエアコン「ダブル温度・同時吹き分け気流システム搭載」WXシリーズ】

パナソニックの家庭用ルームエアコンWXシリーズ

 世界で初めて2つの異なる温度の風を同時に吹き分ける「省エネ性」と「快適性」を両立。可変圧力弁で2つの温度帯を作り出す「ダブル温度熱交換技術」により、高い省エネ性能APF7.6(4kW機種)を達成した。

省エネルギーセンター会長賞

アイリスオーヤマ●

【家庭用高効率LEDシーリングライト「ECOHiLUX FEIIIシリーズ】

アイリスオーヤマの家庭用LEDシーリングライト

 業界トップクラスのエネルギー効率を実現したLEDシーリングライト。昨年、業界最高効率を達成した従来機と比べても16%の消費電力を削減し、低価格帯の商品の省エネ化に大きく貢献している。

東芝ライフスタイル●

【省エネ冷凍冷蔵庫「マジック大容量シリーズ」】

東芝ライフスタイルの「マジック大容量」シリーズ

 冷蔵室と冷凍室に2つの専用冷却器を配置し、可変絞り弁で流量調節することで省エネ性を向上させた。幅685㎜で業界最大の定格内容積601Lを確保しつつ、年間消費電力量を従来機種から43kWh/年(12.6%)削減し、他社の同容量クラスと比較してもトップクラスの省エネ性を達成している。

日立ジョンソンコントロールズ空調●

【ルームエアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん】

日立のルームエアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん

 センサーで人の位置、周囲温度、家具の位置・形状や間取りを検知するほか、「人識別画像処理技術」で個人を識別し、それぞれに合わせたコントロールを行なうことで、節電と快適向上を両立。その結果、冷房定格能力2.2~9.0kWの全能力において、従来機種からAPFを1.3~5.4%向上させ、業界トップクラスの省エネ性を実現した。