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シャープ、自動フィルター掃除で集じん性能が持続するプラズマクラスター加湿空気清浄機
2016年9月16日 18:39
シャープは、高濃度プラズマクラスターを搭載した加湿空気清浄機のプレミアムモデル「KI-GX」シリーズと、スリムボディの「KI-GS」シリーズを10月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、83,000円~120,000円前後、55,000円~65,000円前後(税抜)。
同社の加湿空気清浄機には、第三者機関から安全性が認められた独自のプラズマクラスターイオン技術を搭載。フィルターによる空気浄化に加え、高濃度の「プラズマクラスター25000」が付着カビ菌や付着ウイルスの抑制、タバコの付着臭の分解・除去など、さまざまな効果があるとして人気を集めている。
除菌・消臭効果はそのまま、子ども部屋にも置けるスリムボディに
「KI-GS」シリーズは、ファンを直径204mmから185mmにすることで、昨年モデルより横幅47mmのスリム化を実現。設置面積を従来に比べ10%削減し、寝室や子ども部屋などの個室に置きやすくなったという。
機能面では、イオン濃度2倍以上のプラズマクラスターを前方向に集中的に放出する「パワフルショット運転」に、さらなる効果があることを実証。従来のペットやタバコ、汗臭などのニオイに加え、枕や衣類に付着した加齢臭の消臭も可能になったという。
発売を前に開催された新製品発表会では、実際に加齢臭を消臭する実現も行なわれた。加齢臭と同じ成分のニオイを染み込ませた2枚の布を用意し、1枚のみに「パワフルショット」を当て、2枚のニオイを比較したところ、パワフルショットを当てたほうがニオイのキツさがだいぶ抑えられているのが体感できた。
ホコリやニオイをキャッチするフィルターは、0.3μm以上の微粒子を99.97%集じんする「静電HEPAフィルター」、ニオイを強力に吸着する「脱臭フィルター」、そして目が非常に細かい「ホコリブロックプレフィルター」と3層を設置。
この「ホコリブロックプレフィルター」の目は、従来のプレフィルターに比べ約5分の1の細かさで、内部に侵入するホコリを大幅に低減。フィルターのお手入れも、後ろパネルを外さず、プレフィルターに掃除機をかけるだけで済むという。
適用床面積約16畳の「KI-GS70」の本体サイズは、370×293×660mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10kg。加湿空気清浄の清浄時間は8畳を12分。消費電力は5.0(4.8)~45W。
フィルター自動お掃除機能を搭載。ワイドな循環気流もウリのプレミアムモデル
プレミアムモデル「KI-GX」シリーズには、プレフィルターに溜まったホコリを定期的に自動でお掃除する「自動掃除パワーユニット」を搭載した。下の回転シャフトがプレフィルターを巻き取り、抗菌掃除ブラシでホコリを除去、今度は上の回転シャフトが巻き取って元に戻すという仕組み。ホコリはダストボックスに溜められ、ゴミ捨ては約半年に1度で済むという。
プレフィルター掃除機能が非搭載の従来モデルの場合、お手入れしないで12カ月使い続けると集じん性能が約25%低下するが、同製品は定期的に自動掃除するため、高い集じん性能が約99%持続するとしている。
さらに、後ろななめ20度に吹き出す風の幅を、従来の約1.5倍ワイドに広げた「ワイド気流ルーバー」を採用。広いリビングでもムラなく行き渡る「ワイドスピード循環気流」が生み出せるようになったという。
実際に、「ワイドスピード循環気流」が実感できるデモが行なわれた。床にドライアイスを置き、運転を開始すると、ドライアイスがぐんぐん本体に吸い寄せられていく。それと同時に、天井に設置した風車が回り始め、部屋の中で循環気流が生まれているのが確認できた。
適用床面積約26畳の「KI-GX100」の本体サイズは、427×335×703mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15kg。加湿空気清浄の清浄時間は8畳を7分。消費電力は7.3(6.8)~75W。
これらのほか、高濃度プラズマクラスター7000を搭載した、適用床面積約11~13畳の加湿空気清浄機も同時発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40,000円~48,000円前後(税抜)。