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パナソニック、台所洗剤を使う泡噴射ノズルを便器に搭載した温水洗浄便座「泡コートトワレ」

 パナソニックは、泡でトイレを洗浄する温水洗浄便座「ビューティ・トワレ(泡コートトワレ) DL-AW600」を9月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円前後(税抜)。

「ビューティ・トワレ AW600」のホワイト
パステルアイボリー
パステルピンク

 同社によると、約75%の人が自宅のトイレを毎日もしくは1週間に1回以上掃除しており、特に便器の黒ずみや汚れの付着、床へのおしっこの飛び散りが気になっているという。また温水洗浄便座のニーズを調査したところ、買い替えの際にほしい機能として、便器の内側の汚れにくさや汚れの取れやすさが上位に挙がったという。

トイレ掃除を毎日行なっている人は14.7%、週1回以上は59.9%に上る

 今回発売するのは、業界で初めて「泡噴射ノズル」を搭載し、トイレ掃除の手間を軽減する温水洗浄便座。「泡ユニット」が台所用の合成洗剤(中性)と水、空気で泡を作り、専用ノズルが旋回しながら便器内面に噴射する。泡が表面をコーディングするため、汚れがつきにくくなり、ついた汚れも落ちやすくなるという。

発売に先駆け行なわれた新製品説明会ではスケルトンのデモ機を用意
少量の洗剤から、たっぷりの泡が生成、噴射された

 この泡コートの泡は、水面に約3時間維持されるため、「水位線」の汚れ(輪じみ)の発生も抑えられるほか、男性の立ち小便時、泡がクッションとなり、飛び跳ね汚れが抑えられるという。一度に使用する洗剤の量は約0.3mlとごく少量で、水の使用量も1回あたり80ml程度で経済的としている。

 なお泡噴射は入室時、便座を上げると水面を泡でコートして飛び散りを抑制。座って用を足した際は、立ち上がったあとにセンサーが感知して泡を噴射する。

泡でコーティングすることで汚れがつきにくい
水面コートで輪じみもつきにくいという

 便座のあたため機能には、「W瞬間方式」を採用。ひとセンサーで人の入室を検知し、約6秒であたためるため、保温時の電力が節約できる。さらに、使うときだけ湯沸かしユニットで水をあたためる「瞬間湯沸かしシャワー」、電源プラグを抜かなくても節電できる「待機電力0モード」搭載で、省エネ達成率232%を実現している。

 その他の特徴として、ノズル除菌クリーニング、シャワー洗浄後の温水乾燥機能、便ふた自動開閉機能を備える。

 本体サイズは、500×520×290mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。給水方式は水道直結方式。年間消費電力量は58kWh/年。カラーは、ホワイト、パステルアイボリー、パステルピンク。

 このほか、ナノイー除菌・脱臭機能と温風乾燥機能を省いたDL-AWK400、さらに便ふた自動開閉機能を省いたDL-AWK200も同時に発売する。店頭予想価格は順に10万円前後、9万円前後。いずれも自動泡コートを搭載する。