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富士通ゼネラル、外気温マイナス25℃でも暖房できるエアコン「ノクリアGN」

 富士通ゼネラルは、外気温マイナス25℃でも暖房運転が可能な寒冷地向けエアコン「ノクリア」GNシリーズを30日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格の一例は、14畳用の「AS-GN40G2」が20万円前後(税抜)。

寒冷地向けにパワーアップしたノクリアGNシリーズ

 北海道や東北などの寒冷地でも、高い暖房能力を発揮するエアコン。近年、寒冷地における冷房需要の高まりと、暖房機器としてのエアコン利用が増えたことを受け、北欧や北米で培ったノウハウを活用することで、外気温マイナス25℃での暖房運転を可能にしたという。

 この高い暖房能力を実現したのは、最大電圧と最小電圧の出力範囲の幅を広げる「インターリーブPAMインバーター」と、大容量・高性能コンプレッサーなどの制御技術。また排水がたまりにくい形状のドレンパン、凍結防止ヒーターの配置箇所の工夫、室外機内部部品の耐久性アップが、さらに暖房性能を高めたとしている。

 さらに外気温マイナス15℃でも、最高吹き出し温度55℃の高温風を吹き出すと同時に、足元の温度を40℃まで温める「あったかアップ」機能や、一時的に暖房運転を停止する霜取り運転の前に、あらかじめ強めに暖房して部屋を暖め、霜取り運転時の室温低下を防ぐ「ホットキープ除霜」機能も搭載している。

 そのほか室温の変化を見張る「みまもり機能」も搭載した。これは室温が15℃以下になったとき、「自動で運転」設定時は、自動で暖房運転を開始し、「お知らせ」設定時は、音声で暖房運転の開始を勧めるもの。また外出時や就寝時に、室内温度の下がりすぎを防ぐため、ごく弱い暖房運転を続ける「10℃暖房」機能も備えている。

 同シリーズの室内機は幅686mmのコンパクト設計で、限られたスペースへの設置が可能。コンパクトながら、独自の「パワーディフューザー」とビッグフラップにより、12m先まで気流が届くほか、独自の「まがるルーバー」で風をワイドに広げ、効率よく部屋全体に暖気が送れるとしている。