【グッドデザインエキスポ2010】
ハイアールの容量3.3kg、日本最小の洗濯機など

 グッドデザイン賞の候補作品約2,000点を展示する「グッドデザインエキスポ2010」が、27日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は29日まで。開催時間は10時から21時までで、29日は16時で終了。入場料は1,000円。家電Watchでは、会場で公開された家電製品や照明機器、日用雑貨品などを紹介する。

ハイアール、日本最小の洗濯機

大人の腰の高さほどしかないハイアールの全自動洗濯機「JW-K33F」

 ハイアールの「JW-K33F」は容量3.3kgの全自動洗濯機。容量、本体サイズとも日本最小サイズだとしている。本体のサイズは大人(身長165cm)の腰の高さほどで「大きくて重い」という洗濯機のイメージを覆すものだ。3.3kgの洗濯機能のほか、1kgの風乾燥機能も備える。

 1人暮らしの女性を意識したデザインやカラーもあいまって、まるでおもちゃの洗濯機のようにさえ見える。


本体カラーは3色パネル部分蓋を開けた状態

サムスン、ラグジュアリーなサイドバイサイドスタイルの冷蔵庫

ラグジュアリーをテーマとした冷蔵庫「SBS(Side-by-side) Refrigerator DRT746」

 サムスンの「SBS(Side-by-side) Refrigerator DRT746」はラグジュラリーをテーマとした冷蔵庫。欧米などで一般的な、サイドバイサイドと呼ばれる容量700L以上の冷蔵庫で、両側に開く扉は、上から下までつながっているスタイル。

 本体デザインはゴージャス感を前面に押し出したものになっている。表面の塗装には、青いラメが塗りこまれており、扉全体が浮き上がっているかのようにみえる。ゴールドの取っ手部分は、シャンパングラスに落ちていくシャンパンをイメージしたという、なだらかな曲線ラインで、中央部分にはラインストーンを設置。扉上方には、宝石をイメージしたライトを配置する。

 庫内には、中に入れる食材によって温度設定ができるチルドルームや、引き出し式の収納を備える。


ゴールドの取っ手部分はシャンパンをイメージしたという曲線。本体上部には宝石をイメージしたというライトが設置される取っ手中央部分には輝やくラインストーンを配置パネル部分。表面の塗装には青いラメが塗りこまれている
庫内の様子引き出し式の収納部分左扉中央部分には、中の飲み物を取り出せる窓を設ける

パナソニック、曲線ラインが印象的なヘアアイロン2機種

 パナソニックのヘアアイロン「EH-HW80」「EH-HS80」の2機種は、流れるような曲線が印象的なヘアアイロン。ヘアアイロンは、熱によって髪にカールを付けたり、ストレートにしたりする美容器具。

ストレートとカール両用の2WAYヘアーアイロン「EH-HW80」ストレートヘアーアイロン「EH-HS80」

 一般的なヘアアイロンでは、電熱部の色が本体カラーと異なっているものが多いが、パナソニックのヘアアイロンは黒で統一されている。境目部分が目立たないため、一体感があるデザインとなっている。

 機能面では、5段階の温度設定機能、マイナスイオン放出機能などを備える。

 同社ではヘアアイロンを含む美容家電を「女性が美しくなるために使うもの」と定義し、デザインにも美意識を反映させたという。

ストレートヘアーとカールヘアーを1台で作れる2WAYタイプのEH-HW80ストレートヘアーを作る時は本体を開いて、間に髪の毛を挟むカールヘアーを作る時は本体を閉じて髪の毛を巻きつける
流れるような曲線が印象的なデザインEH-HS80を閉じたところEH-HS80の操作部分。5段階の温度設定機能を搭載




(本誌:阿部 夏子)

2010年8月28日 12:50