やじうま大掃除ウィーク
冷蔵庫の大掃除にはキッチン用の除菌クリーナーがオススメ!
(2015/12/8 07:00)
12月に入り、いよいよ大掃除シーズンの到来だ。今週の家電 Watchは「やじうま大掃除ウィーク」と題して、オススメの掃除方法を紹介していく。今年は“家電の大掃除”をテーマに、普段使っている家電を大掃除して、スッキリと新年を迎えよう。
第2弾となる今回は、ライター・藤原大蔵氏による“冷蔵庫の大掃除”方法をご紹介する。
除菌クリーナーで、冷蔵庫の中も外もピッカピカ!
常に食材が入っている冷蔵庫は、1年365日、電源が入りっぱなし。掃除するとなると、中身を取り出す必要もあり、つい後回しにしてしまいがちだ。
しかし、食品を保管する場所なだけに冷蔵庫は汚れやすい。ちょっと見ただけでも、生鮮食品のドリップが乾いた跡、容器の底の輪染み、干からびた細かな野菜くず、泥などでいつのまにか汚れてしまう。口の中に入るものを保存する場所だからこそ、本当は徹底的に清潔にしておきたい場所だ。
そこで今回は、汚れ落としもできる除菌クリーナーとして、ジョンソンの「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」を紹介しよう。
特徴は、食材を直接載せる「まな板」の除菌にも使えるほど安心な、100%の食品・食品添加物由来の発酵エタノールを、主成分としている点だろう。油汚れに強く、2度拭きの手間もいらず、洗剤臭も残らない。
メーカー名 | ジョンソン | |
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製品名 | カビキラー アルコール除菌 キッチン用 | |
購入場所 | Amazon.co.jp | |
購入価格 | 368円 |
わが家の冷蔵庫は、今年の2月に購入した426Lタイプ。冷蔵室、野菜室、大小2つの冷凍室に、製氷室の5ドアタイプだ。まだ10カ月ぐらいしか使用していないこともあり、徹底した掃除をするのは今回が初めてだ。
「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」以外に、きれいなタオルを4枚、プラスチックにキズがつきにくいスポンジに、さらに取り出した食品を避難させるための保冷バッグも用意した。コンセントを抜いて運転を停止させてから、扉ごとに順々に掃除を進めていった。
冷蔵室
初めに手がけたのは冷蔵室だ。中の食品を全て取り出し、チルドケース内の生鮮食品は保冷バッグに入れた。食料品をパンパンに詰めこんではいなかったつもりだが、取り出してみると結構な量に驚く。
空っぽになった庫内は、一見してきれいに見えるものの、やはり汚れが付いていた。棚にはネバネバ、チルドルーム前には髪の毛やゴミ、ドアポケットにはジュースか牛乳の乾いたこびりつきが……。カラにしたからこそ汚れがよく見える。
今回は徹底お掃除なので、外せる棚やドアポケットは外して、食器用中性洗剤とぬるま湯できっちり洗った。忘れずに自動製氷機のパーツも取り出して、分解洗浄した(フィルター以外)。パーツは洗いカゴなどで水気を切り、乾いたタオルで拭きあげた。
さて、ここから「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」の出番だ!
用意したきれいなタオルに、「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーして染み込ませ、そのタオルで庫内壁面、天井面、床面の隅々まで拭いていく。ザブザブ洗えない庫内壁面の汚れ落としにも有効だ。
棚やドアポケットを外しているので、指先をぶつける事無く、手早くどんどん進む。庫内はパッと見、さほど汚れていないように見えたが、拭き終えた時には、タオルに汚れがしっかり移っていた。
次に、乾いた棚やドアポケットに、同じように「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーしたタオルで拭き進み除菌する。生鮮食料品を入れるチルドケースだけは、直接スプレーした。
除菌を済ませ、パーツのそれぞれを戻したら、冷蔵室の掃除はおしまい。丸洗いできない部分もツルリとキレイになった。
次の扉に移る前に食品を戻した。その際、「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーしたタオルで、瓶の底なども拭きとった。期限切れの食材は処分したので、庫内がキレイになっただけでなく、少し広くもなった。
野菜室
引き出し式の野菜室の中の食材も、同様に全て取り出した。空っぽになると、汚れがハッキリと目立つ。
ウチの冷蔵庫の野菜室は、野菜容器、透明なスライドケースがまるごと外せるタイプなので、こちらもそれぞれを取り出した。さすがに野菜容器は台所のシンクに入る大きさではないので、風呂場に持って行って中性洗剤とぬるま湯で洗浄。その後、水気を切って、乾いたタオルで拭き取った。
仕上げに、野菜容器、スライドケースにも「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーして除菌。きれいなタオルで軽く拭きとったら野菜室の掃除も完了だ。
冷凍室~製氷室
冷蔵室、野菜室と掃除していき、いよいよ大小2つの冷凍室と製氷室を掃除する。電源を落としてからここまで、2時間近く経過しているが、冷凍庫内に残しておいた冷凍食品やアイスクリーム、製氷室の氷もまだまだ溶けていなかった。
食品は保冷バッグに避難させ、氷も別容器へ移動した。冷凍室にはゴミが落ちており、製氷トレイには氷の屑が隅に固まっていた。やはりこちらも掃除が必要だ。
大小の冷凍室も製氷室も、容器が取り出せるタイプ。なので、こちらも野菜室と同様に容器を丸洗いして水気を拭き取り、仕上げに「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」をスプレーして除菌した。パーツが少ないのでたいして時間はかからなかった。最後にきれいなタオルでサッと拭きとってから食材を戻した。
冷蔵庫の化粧扉、取っ手、外側
冷蔵庫の外側もホコリや指紋などで案外汚れている。特に取っ手部は直接手が触れる場所なので、手垢が汚れとなってこびりつきやすい。
このような場所も「カビキラー アルコール除菌 キッチン用」を少量スプレーし、タオルで拭き取るだけで気持ち良いほど汚れがみるみる落ちていった。拭き終わったタオルには、しっかり汚れが移っていた。エタノールは油分を分解するので汚れが動くのがわかり、掃除していて面白い。
全ての箇所の掃除が終わり、電源を入れ直すまでに要した時間は2時間半。食材とパーツを取り出して、丸洗いもしたので時間はかかったが爽快だった。
というのも、2度拭き要らずと謳っているだけあって、拭き取り跡も残らずにサラサラのツルツルのピッカピカに仕上がったからだ。拭いた瞬間から乾いていくのも時間短縮に繋がる。水洗いできない部分の汚れ落としから除菌仕上げまで、ストレス無くどんどん先に進められるので、疲れよりもキレイになる喜びの方が勝った。
ただし1つ気になる点があった。冷蔵庫の取扱説明書を読むと、「塗装面やプラスチックなどを傷めるので、アルコールは使わないでください」とあり、少々心配になった。
しかし、本製品は無水アルコールや燃料用アルコールと違い、発酵エタノール、クエン酸ナトリウム、乳酸、精製水が成分のキッチン専用のもの。実際に透明プラスチック部にスプレーして様子を見たが、表面が溶けて曇るような事はまるで起きなかった。スプレーボトルに記載された使用方法にも、「冷蔵庫の中や外側の除菌」とあるので、あまり神経質にならなくてもよさそうだ。
さらに、効果以外にも気に入った点があった。スプレーのトリガー部が太く、フチが丸く成形されているので、何度スプレーしても指が痛くなりにくいのが良い。価格もお手頃だ。
年末から年始にかけて、クリスマスやお正月など、冷蔵庫に食材が増える機会が間もなくやってくる。今のうちにスッキリと冷蔵庫の掃除、除菌を済ませておき、より忙しくなる季節に備えようではないか。