やじうまミニレビュー
こりゃスゲー! 絶対欲しい! 超コンパクト! 折り畳めるLEDランタン
by 藤山 哲人(2015/9/2 07:00)
キャンプの必需品と言えば、テントとコンロとランタンだ。テントはそんなに種類があるわけでもなく、泊まる人数+2人用のテントを買えば、何を買ってもまぁ同じようなもん。コンロもトレンドはガス式のツーバーナーで簡単なものがいい。
一番困るのはランタン選びだ。結論から言うと、これは最低2つ必要。1つは屋外用で、BD-RやDVD-Rの100枚セットの樽ぐらいある大型のもの。乾電池式はまだまだ光量不足なので、必ずガスかガソリン式にすること。
もう1つはテントの中で使う常夜灯用のランタン。光量はそれほど必要なく、安全性を第一にLED式がオススメだ。なかでも今回紹介するgreen houseのLED 2WAYライト(GH-LED4PUA)は、これまで見たテント用ランタンの中で一番便利だ。
メーカー名 | グリーンハウス |
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製品名 | LED 2WAYライト |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,480円 |
Web通販のページだと安っぽいグリーンに見えるけど、実物はもっとグレーが入った落ち着いた緑(この記事の写真の色が実際に近い)。なので100円ショップで売ってるような安っぽさはまったくない。折り畳んだ状態は、ちょうどカップアイスぐらいで手の平にスッポリ収まるサイズだ。
普段はコンパクトで超明るい望遠機能つき懐中電灯
このランタンの凄いところは、ランタンなのにこの状態では懐中電灯として使える点。しかもレンズが付いていて、レバーを捻ると望遠になり遠くの1点を照らしたり、逆に捻ると広角になって近くを広範囲に照らせるようになっている。
次の写真は、懐中電灯のレンズを望遠と広角にした違いだ。
一番広角にしてもかなりレンズで絞られた感があり、一般的な懐中電灯より狭い範囲を明るく照らせる。逆に望遠にすると四角く照らしその中央に×印が現れる。これはLEDの仕様によるものだが、一転を集中的に明るくしているのが分かるだろう。
電灯色のLEDは白色LEDの周りの3箇所に配置されているので、懐中電灯として使うと、中央が暗く三角形の3点のみが光るライトになる。これは懐中電灯としての使い道よりも、相手に自分はここにいるというサインを送るために使うといい。こんな光りかたをする懐中電灯は他になく、区別しやすいだろう。
少し捻るとバネでビョーン! と伸びてランタンに!
本体を両手で持って少し捻ると、ロックがはずれバネの力でランタンになる。大きさは350cc缶とちょうど同じ大きさだ。
ランタンにしてはえらくコンパクトで、光量足りるのかな? と思っていたが、白い布がいい感じに光を拡散してかなり明るい。体感では60Wの電球をつけているかのような明るさだ。6人用のテントなら中で余裕で読書できるほど明るく過ごせるだろう。
床に置いたときに照らせる範囲は、ランタンを中心に半径3m以内という感じだ。チョット暗いがキャンプで2人食事をするぐらいなら使えそう。
なお底部分に単三形乾電池3本が入るので、床置きにしたときもシッカリ安定する。駆動時間は白色の暗いモードで48時間。テントで常夜灯として使ったとしても、4泊5日は電池を変えなくてもいいという省エネっプリも凄い!
置き方は3Wayで使い道いろいろ! 防災用や車用にも1個欲しい!
懐中電灯としても、またランタンとして使えるので2Wayと謳っている本製品。しかし懐中電灯では望遠と広角が使える2Way、明るさは2段階で2Way、さらに白色と電灯色が選べる2Wayと多種多様に使えるライトということがお分かりいただけただろう。
しかしさらに「道」がある。それは置き方3Wayだ。まず普通に床置きするパターン。次に本体に内蔵されたフックを使って、高いところに吊るすスタイルが選べる。テント内の灯りとして使うなら、テントのトップについているフックリングなどに吊るすといい。
夜のドライブで車のヒューズが飛んだ場合などは、ボンネットのフックに吊るしてランタンとして使えば、エンジンルーム内を広く照らせる。また吊るして使うと、懐中電灯のレンズ部分が下を向くため、そこからも明かりが漏れてくるので、明るさに死角がない点が普通のランタンとの大きな違いだ。これは作業がやりやすい
さらに便利なのは磁石でくっつけられる点。車用にピッタリで、ボンネットの裏などに貼り付ければ、ランタンとしても懐中電灯としても使える。
さまざまな使い方ができる懐中電灯兼ランタン。キャンプ用にはもちろん防災用や車の常備灯として、また園芸や部屋でちょっと使う電灯としても重宝すること間違いない。
キャンプで懐中電灯やランタンを使ってきた筆者だが、これは安くて超便利な絶対オススメアイテムのひとつ。