やじうまミニレビュー
枕をセミオーダーしたら“超熟睡”できるようになった!
by 阿部 夏子(2015/2/9 07:00)
高い……けど、その価値はあった
今年の夏に思い切って良い枕を買った。自分の首の高さを測って、心地良い高さを確かめて、プロに選んでもらった枕だ。すると自分でも驚くほど、深い眠りに就けるようになった。今回は、その枕を紹介しよう。
正直言って決して安くはない……私の場合、抱き枕も買ってしまったので、総支出は3万円オーバー……(枕だけだったら2万円弱くらいで買えます!)。それでも全く後悔していない、いやむしろ、私の熟睡ぶりを見て、家族もこの枕を買いたいと騒ぎ出したくらいだ。
購入したのは、ロフテーという日本の会社の枕だ。ロフテーは枕を販売するだけでなく、枕のコンサルティングをするというのが特徴。その人にあった素材や、形、高さをプロのアドバイスで選ぶというセミ・オーダーの枕が作れる。購入するためには、ロフテーが運営する「枕工房」に足を運び、自分に合う枕を選ぶ必要がある。
メーカー名 | ロフテー | ロフテー |
---|---|---|
製品名 | エスカルゴピロー | C型ボディピロー |
希望小売価格 | 16,000円(税抜) | 16,000円(税抜) |
枕工房は全国各地にあるが、私が行ったのは、本店である日本橋のお店。お店にはずらりと枕が並ぶ。眠りや枕に対する知識を持った、専門のスタッフによるコンサルティングでは、自分がどういう風に眠っているのかや、睡眠時間やスタイルについて事細かに聞かれる。普段、自分がどのような睡眠をとっているか、真剣に向き合う機会はなかなかないので、これだけでも割と意味があるなと感じた。
その後色々フィッティングして、結局私が選んだのは横向き寝対応枕の「エスカルゴピロー」と、横向き寝姿勢による体の負担を考えた抱き枕「C型ボディピロー」の2種類。とにかく枕の種類が豊富で、高さは5段階、素材は11種類から選べる。素材は複数を組み合わせることもできるので、フィッティングにはそれなりに時間がかかる。私は、割とサクッと決めた方だが、それでも1時間ちょっとは時間がかかった。
ちなみに枕と抱き枕は各16,000円(税抜)+専用カバーを購入したので、結構な価格となった。正直、抱き枕を買う予定は全くなかったのだが、フィッティングしてみたところ、あまりにも気持ち良かったので、ついつい購入してしまった。
眠りが変わった!
さっそく自宅で使い始めたが、その効果は想像以上だった。私は眠りの浅い質で、ちょっとした物音ですぐに起きてしまっていたのだが、ロフテーの枕を使い始めてから、まず寝返りの数が減った。購入した横向き寝対応の枕は、横向きで寝た時の肩幅の広さまで考えられているため、一般的な枕よりサイドが高めになっている。しかも、耳が入るスポットまで設けられているので、頭がすっぽりとはまって安定するのだ。
抱き枕もかなり快適! 私が買ったC型というタイプは卵形のかなり大きめのサイズ。固めの造りで、膝や股をがっつり乗せても、沈まずに安定するので、身体が楽なのだ。特にオススメなのが、暑い季節。抱き枕で、身体と布団の間に空間を設けることで、涼しく快適に寝ることができた。
枕を変えてからというもの、寝付きも寝起きも良くなった。しっかり熟睡出来ているので、パッと起きられるようになったのだ。自分の肩や首への負担が少ない形、高さを選んでいるので、安定して寝ることができる。
これまで私はフワフワの綿が入った枕を2つ重ねて使っていたが、寝る前にはいつも枕の位置を調整したりして、頭が安定する場所を探していた。それが今では全くなく、スポっと頭を置いて、そのまますっと寝られるようになった。
眠りにこそ、お金をかけたい
本体価格もそれなりに高いし、作るには枕工房に足を運ぶ必要がある。それでも絶対オススメの一品。自分の時間を持つこともままならないという人こそ、きちんとした枕で、良い睡眠を取った方が良い。
ポイントはやはり、自分の体型、寝る姿勢、好みに合わせたものを選ぶということだろう。睡眠で悩んでいるなら、一度枕を見直してみてはどうだろう。