やじうまミニレビュー
iPhoneやAndroidスマホを充電できるアーミーナイフ型ケーブル
by 片岡 義明(2014/8/28 07:00)
スマートフォンやタブレット、ポータブルオーディオなど、持ち運ぶデジタルグッズは増えていく一方だ。それらに不可欠なのが充電ケーブルである。
たとえば筆者は、Lightingケーブルを使用するiPhoneと、Micro-USB端子を搭載したAndoridスマートフォンを同時に持ち歩く機会が多いが、いちいち別のケーブルを持ち運ぶのはかなり面倒だ。
今回紹介するスペックコンピュータの「アーミーナイフ型Lightningケーブル」は、そんな悩みを解決してくれるグッズだ。
メーカー名 | スペックコンピュータ |
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製品名 | アーミーナイフ型Lightningケーブル |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,528円 |
このケーブルは、Lightning端子とDock端子(30ピン)、Micro-USB端子、USB端子の4つのコネクターを搭載した製品で、PCやモバイルバッテリーの出力端子にUSB端子を接続することにより、Lightning、Dock、Micro-USBの3種類の入力端子を備えたデバイスを充電できる。
しかも、アーミーナイフのようにコンパクトに各ケーブルアームを収納することが可能で、かさばらずどこにでも持ち運べる。サイズは約25×20×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約36gとコンパクトだ。
ケーブルアームには小さな取っ手が付いており、ここに爪を引っ掛けて簡単に引き出せる。ケーブルアームの素材には、ゴムとプラスチックの中間的な材料である熱可塑性エラストマー(TPE)を採用している。
この素材は断線に強く、デバイスを接続したまま捻っても大丈夫だ。ケーブルアームの長さは短めだが、ケーブルアームがフレキシブルなので不自由はあまり感じない。
USB端子を、PCやモバイルバッテリーのUSBポートに接続すると、通電を知らせる小さなLEDランプが点灯する。この状態でLightning、Dock、Micro-USBのいずれかのコネクタを機器に接続すれば充電が開始される。
実際に、LightningでiPhone 5sを、DockコネクタでiPhone 4Sを、Micro-USBでNexus 5を充電してみたが、いずれも問題なく充電できた。
ただし、複数機器の同時充電はできない。また、データ転送にも対応していない。
なお、出力は1Aを推奨しており、これ以外の出力に対応したACアダプターを使用すると、充電できない場合や高温になる場合があると記載されている。また、iPad/iPad miniやタブレット端末の充電には対応していないので要注意だ。スマートフォンやポータブルオーディオなどの小型機器専用と考えたほうがいいだろう。
タブレットに使えないのは残念だが、それでもLightningケーブルとMicro-USBケーブルとして使えるのはかなり重宝する。外出時のために、スマホの充電ケーブルを買おうと考えている人には注目のケーブルと言えるだろう。