やじうまミニレビュー

LEADWORKS「チップスディスペンサー」

~奥のチップスまで指が届かない時に便利!
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


LEADWORKS「チップスディスペンサー」

 筒状のパッケージに収まったポテトチップス、はっきり言えば「Pringles(プリングルス)」のようなチップスを食べるとき、筒の奥まで指が届かなくて、もどかしい思いをしたことはないだろうか。

 たいていはケースを横に倒してチップスを取り出すが、それだと勢い余ってチップスが散乱してしまったり、チップスが割れてしまうことがあって困っていた。

 そこで試したのがLEADWORKSの「チップスディスペンサー」だ。チップスディスペンサーは、一見するとただの楕円状の薄い板。だがひとたび筒状のパッケージに差し込むと、奥のチップスまできれいに一気に取り出せるというアイテムだ。

 


メーカーLEADWORKS
製品名チップスディスペンサー
購入場所Amazon.co.jp
購入価格693円

 

 チップスディスペンサーの本体サイズは245×65×3mm(幅×奥行き×厚み)。本体重量は約48g。本体はシリコン素材で、耐熱温度は230℃。水洗いに対応し、食洗機でも洗える。

 カラーはイエローのほか、ブラウン、グリーン、レッド、ホワイトがラインナップしている。

表面には「Chips Dispenser」の文字が凸凹と印字されている横から見ると、厚さは3mmで、平べったい。伸びた状態では硬くてしっかりしている内蔵されている板バネの形に沿って軽く曲がっている
パッケージ背面にはアメコミ風の画風で、使い方が示されている本体は水洗いできるほか、食洗機にも対応する

 チップスディスペンサーは、もともと平べったい板状なのだが、本体を折るように力を加えると、内蔵した板バネの力で、クルッと丸まる。これにより、普段はパッケージの外側に巻きつけておけば、いざ食べる時に、サッと広げて使えるというわけだ。伸びた状態ではしっかりとしており、端を持ってもたわむようなことはない。

本体を折るように力を加えると、クルッと丸まる使わない時は、パッケージに巻きつけておける


チップスディスペンサーに力を加えると、クルッと丸まり、パッケージに巻きつけておける

 

 さっそくチップスを取り出してみよう。筒状のパッケージの内側に、チップスディスペンサーを差し込む。チップディスペンサーは筒の形に沿うように湾曲していて、パッケージの底面まで入る。

 奥まで差し込んだら、パッケージを横にして、チップスディスペンサーをそっと引き出す。出てきたのは、整然と並んだチップスたち。奥まで全てのチップスが取り出せる。

 手早く、見栄えよく取り出せるので、パーティーフードにピッタリだ。また、映画など観ながらゆっくり食べたい場合にも、チップスディスペンサー少しずつ引き出せば、ホコリなども気にせずに食べられるだろう。

筒状のパッケージの内側に、チップスディスペンサーを差し込むパッケージの底面まで収まった状態チップスディスペンサーをそっと引き出すと、チップスが整然と並んだ状態で取り出せる
以前レビューで取り上げた「ポテチの手」を使って、手を汚さずに「いただきま~す」チップスを全て取り出した後、パッケージ底面には、元々割れていたチップスだけが残った

 1度にこんなに食べきれない、という方にも、チップスディスペンサーは対応する。途中まで食べたあと、チップスを乗せたチップスディスペンサーをパッケージに戻すと、元通りきれいに収まるのだ。チップスディスペンサーを使わず、チップスを皿やティッシュの上に広げてしまうと、元あった場所に再び収めるのは面倒だし、なかなかきれいに戻せなかったりする。毎日ちょっとずつチップスを食べたい方にもピッタリなのだ。

ベビースターやじゃがりこやプリッツにも使える!

 チップディスペンサーって、「プリングルス」にしか使えないんでしょ、汎用性低いじゃん。そう思われている方、ちょっとお待ちを。ほかのスナック菓子にも試してみたところ、これが意外と使えた。

 例えば、「ベビースター」。ベビースターとは、細切れになった麺を乾燥させたようなスナック菓子である。私はいつも袋に指を入れ、手ですくって食べているが、1つ1つのスナックが細かいため、こぼしやすいのが難点だった。

 そこでチップスディスペンサーを使ってみると、細かいスナックをほとんどこぼさず袋から取り出せた。袋の中身が残り少なくなってきても、袋をゴゾゴゾあさる必要がないので、食べやすい。

 ほかに、袋に入った「PRETZ」や「じゃがりこ」を取り出す際、受け皿代わりにも使えた。

ベビースター やきそば ペヤング。こんな味も最近出てるんですねこぼさずにすくい取れて食べやすい
PRETZは、整然と取り出せた
筒型のパッケージに入ったじゃがりこ。こちらも、ややこぼれそうになるものの、チップスディスペンサーが受け皿の役割を果たして取り出せる

 逆に、普通の袋に入ったポテトチップスは、うまく取り出せなかった。また、一口サイズのスナック菓子の場合、チップスディスペンサーを差し込む際に砕いてしまうことがあったので不向きだった。

一口サイズのスナックは、チップスディスペンサーを差し込む際に砕いてしまったので、不向きだと思った

 チップディスペンサーを使うようになってからというもの、筒の奥まで指が届かずに、悔しい思いをすることはなくなったし、きれいに取り出せるので、チップスが食べやすくなった。ただ、チップスは割れやすいので、チップディスペンサー差し込んだり、引き出す際にはできるだけ丁重に扱いたい。

 自宅で映画を観る時、お酒を飲む時、無性に口が寂しい時、プリングルスなどのスナック菓子につい手が伸びるという方には、チップスディスペンサーの使い心地も味わってみてはいかがだろうか。






2012年 3月 30日   00:00