やじうまミニレビュー

ツウィンモール「どこでもポール 天井タイプ」

~直径15cm以内に収納可! 省スペースでしっかり干せるつっぱりポール
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ツウィンモール「どこでもポール 天井タイプ」

 また、梅雨の季節がやってきた……連日の雨に高い湿気、じめじめとした空気に気持ちまで沈んでくる。雨や湿気などの気候はもちろん、私が一番憂鬱なのが、部屋干しだ。天気が不安定なので、なかなか外に干すことができない。自然と、部屋に干すしかなくなるわけだが、そのスペースが問題だ。天気の良い日は邪魔になるものなので、なるべくなら場所をとらないものが良い。

 そこで、見つけたのが今回紹介するツウィンモールの「どこでもポール 天井タイプ」だ。部屋の床と天井にポールを突っ張らせて、そのアームとなる部分に洗濯物を干すという製品だ。どこでもポールの特徴は、未使用時の設置スペースが幅140mm、奥行き50mmと、ごく小さなこと、さらに1つのアームあたりの荷重が17kgと頑丈なことだ。


メーカーツウィンモール
製品名どこでもポール 天井タイプ
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格7,800円


 一般的な室内物干しとは、形状も使い方も違うこの製品。まずは、設置方法から見ていこう。本体は、細長い箱に入ったポール形状で届く。本体部品は既に組み立て済みなので、設置前にこちらで何かを組み立てたり、工具を用意したりする必要はない。
製品パッケージ。2m近い段ボールで届くのでインパクトがある中には組み立てた状態の本体が入っている取り扱い説明書は紙ペラ1枚だ

 設置方法は、本体を天井と床の間に立てて、ポール部を上に押し上げて高さを調節。ポールが天井に届いたら、更に下からググっと押し上げて固定。最後にポールの下部にあるジャッキで調節する。

 手順としては簡単だが、何しろ高さがあるので、なかなか大変な作業だ。天井までまっすぐな状態で本体を固定するのが大変なので、椅子などの台を用意したり、誰かもう1人に手伝ってもらった方がスムーズに設置できるだろう。また、突っ張って使うという製品の性質上、設置は床や天井が安定した場所を選ぶようにしたい。たとえば、天井は内部に梁のある場所を、床は畳やカーペットよりフローリング方が向く。なお、天井の高さは2m80cmまで対応する。

今回は部屋の隅に設置したまずは本体をしっかり持って、手でポールを押し上げる高さを合わせたら、本体上部の青い部分がなくなるようにググっとしたから持ち上げる
最後に本体下のジャッキで高さを微調整する設置後。収納時は直径15cmほどのサイズなので、存在感がない

 設置にはやや手間がかかるが、本体を固定さえしてしまえば、あとの使い方は簡単。2本あるアームの高さは、アームの根元部分のレバーで変更する。また、収納時アームを折りたたむ時はポールの中央部分にある収納ボタンを押す。こうすることで、アーム使用時の本体幅は最大1,550mmあるが、一気に140mmまで小さくできる。

2本のアームを広げた状態アームの高さは自由に変えられるアームをたたむ時はポールの中央部分にある収納ボタンを押す

 アームにはハンガーを固定する穴がそれぞれ10個付いていて、2本のアームを合わせると合計20個のハンガーをかけることができる。ハンガー固定用の穴は手で簡単に角度を調節できるようになっていて、ハンガーの掛け外しも簡単にできる。

洗濯物をかけたところそれぞれのアームに10個づつのハンガー穴が設けられているハンガー穴の角度は手で自由に変えられる
ハンガー穴は大きめで、様々な種類のハンガーに対応ピンチがついた物干しハンガーもかけることができるアーム根元部分にはフックも設けられている
たくさんの衣類を一度に干しても、グラつくことが一切ない

 使用時のサイズや高さを考えると大きめに思えるが、実際に設置してみるとそれほど大きさを感じない。使わない時はポールをたたんでおけるので、場所を取らないし、部屋の隅にあるので、それほど存在感もない。洗面所も狭く、寝室やリビングのスペースも限られているマンション住まいには嬉しい。

 何より感動したのが、頑丈さだ。洗濯物は濡れた衣類なので、それなりに重さもある。そのため、室内干し用のラックにたくさんの量の衣類を干すとラック自体が倒れてしまったりというようなことがよくあるのだ。どこでもポールは、天井と床の間でしっかり固定されているので、倒れるなんてことはまずないし、干す時も安心して使える。

 機能性、安定性ともに満足度が高い製品だが、1つ不安があるとすればどこに設置するかだろう。小さく収納できるとはいえ、頻繁に移動して使うような製品ではないので、設置場所を検討してからの導入をお勧めする。


 





2011年 6月 15日   00:00