やじうまミニレビュー

突っ張り棒を耐荷重150kgにアップグレードする「突っ張り棒が落ちない君」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ウエルスジャパン「突っ張り棒が落ちない君」

 寝室の隅に、突っ張り棒を取り付けて、タンス代わりに使っているスペースがある。5年前くらいに初めて取り付けたのだが、好き放題に衣類を吊るしていたら2年前から突っ張り棒が落ちるようになった。一度落ちると、クセになるようで、吊るす量を減らしても落ちてしまう。今では軽い衣類しか吊るせないのが悩みだ。

 そこで突っ張り棒が落ちないように、その名もズバリ「突っ張り棒が落ちない君」で補強することにした。

メーカー名ウエルスジャパン
製品名突っ張り棒が落ちない君 大(2個入)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格807円

 仕組みはシンプル。突っ張り棒を取り付ける壁に、ポリエチレン製の本製品をセットする。壁への取り付けに、ホッチキスを使うのがポイント。釘などを使うよりも、壁へのダメージが少ないのだ。本製品を設置した場所に、突っ張り棒を取り付ければ、150kgまでの荷重に耐えられるという。(といっても、突っ張り棒自体が150kgに耐えられるとは限らないので注意)

製品の同梱品は、補強具1対とホッチキスの針(50本)
ポリエチレン製の補強具の中には、さまざまな形状のデコボコが
ホッチキスは、必ず180度開けるタイプのものを使う。左上のようなホッチキス(ステープラー)は使えない

 前述の通り「突っ張り棒が落ちない君」の特徴は、ホッチキス針で壁に固定すること。そのため壁につく傷が少なく、賃貸住宅に暮らしている筆者でも気兼ねなく取り付けられる。

突っ張り棒に付属していた補強具は、荷重に耐えられず変形。釘やネジを使って補強するタイプだったため、釘を打たずに使っていた
ホッチキスを壁に打ち込む。それほど力を必要としないので、女性でも簡単にセットできる
ホッチキスを3〜4本打ち込んだものを確認のため外してみた。壁には目立った傷=穴は見当たらなかった
25本の針をマス目に合わせて打ち込む
フタを閉めてパチパチパチッと音がするまでしっかりと押し付ける
これで片方が完成。もう一方も同じ要領で設置する
突っ張り棒の両端を「突っ張り棒が落ちない君」に乗せるように取り付ける。突っ張り棒を掴んで、体重を乗せてみたがビクともしない

 突っ張り棒が一度落ちてからは、吊るす衣類の量に気を付けるようになった。それでも一度落ちると、付属の補強具が変形したこともあり、何度も落下。帰宅すると突っ張り棒が落ちていたり、ひどいときには寝ているときに落ちたり……。夜中にバサッ! と落ちるので、心臓がドキッ〜! となって飛び起きるなんてこともあった。そうこうするうちに、結局は納得いくような量の衣類を吊るせなくなっていた。何度も落下させているうちに、壁紙も剥がれてしまった。

 「突っ張り棒が落ちない君」を取り付けてから、吊るす衣類を増量。ちょうど冬服が不要になる季節だったので、タンスを占拠していた衣類を引っ越した。徐々に掛ける量を増やしているが、いまだに落ちる気配はない。

 収納スペースを増やすのに役立つため、突っ張り棒を使う人は多いだろう。だが一度落下させてしまうと、我が家のように壁紙が剥がれてしまうことも。そうなる前に「突っ張り棒が落ちない君」で、しっかりと補強しておくことをお勧めしたい。

「突っ張り棒が落ちない君」取り付け前。突っ張り棒が落下した際に、壁紙が剥がれてしまった
「突っ張り棒が落ちない君」取り付け後。秋冬の衣類を徐々にこちらに移している
吊るす衣類の量をだんだんと増やしているが、今のところ突っ張り棒が落ちる気配はない

河原塚 英信