やじうまミニレビュー
ウェットティッシュを冷やすUSB駆動のミニ温冷庫
by 藤山 哲人(2014/8/21 07:00)
喫茶店に入るとまず出てくる冷えたおしぼり。真夏の外回りでは、生き返るような気持ちよさだ。あの気持ちよさを手軽に楽しめるのが、サンコーレアモノショップの「USBミニ温冷庫 USBCMSH3」だ。
この製品は、パソコンのUSBポートやモバイルバッテリーから電源が取れ、サイズも約8cmのキューブ型なのでカバンの中にもスッポリ。重さは219gと軽い、モバイル温冷庫なのだ!
メーカー名 | サンコー |
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製品名 | USBミニ温冷庫 |
型番 | USBCMSH3 |
直販価格 | 3,180円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,180円 |
屋外で楽しむ冷めた~いウェットティッシュ!
使い方は簡単で、パソコンやモバイルバッテリーのUSBポートに差し込んでスイッチを入れるだけ。「I」を押すと保温モード、「II」を押すと保冷モードになる。
保温モードでは約50℃まで温めることができ、保冷モードにすると約10℃まで冷やせる。スイッチを入ると1分も経たないうちにアルミ製の底が熱く(冷たく)なる。
保温・冷却するアルミの部分は4cm角ある。ウェットティッシュを適当な大きさにたたんで置けば、冷たいおしぼりが出来上がる。筆者は、虫刺され用薬品の「ウナコーワ」も冷やしてみたが、いつもよりも気持ちよかった。同社によると、目薬を冷やしても気持ちいいという。
飲み物も冷やしたいところなのだが、缶ジュースは太すぎて冷やせない。栄養ドリンクのユンケルやアリナミンなどが乗る程度の面積だ。
なお、透明なカバーが付いていて密閉できるが、断熱効果はほとんどない。チョコレートが溶けない程度には保冷できる。
クーラーは8分で12℃、ヒーターは30分で60℃まで
室温29℃の部屋で使った場合の温度変化を測ったところ、次のグラフのようになった。
保温モードは、60℃になるまで30分かかった。一方保冷モードでは、8分で12℃まで冷える。保温する場合は、あらかじめ余熱するといいだろう。
なお、消費電流を測ってみたところ最大でおよそ1Aとなっていた。これは、スマートフォンを急速充電するのとほぼ同じぐらいの電流なので、1A出力に対応したモバイルバッテリーを電源にすれば、長時間利用できる。
パソコンのUSBポートに差し込んで使う場合は、色が青い、もしくは「SS」と書かれているUSB 3.0のコネクターなら問題なく利用できる。
それ以外のUSBポートからも電源を取れるが、USBの規格上は「1コネクター最大0.5A(500mA)まで」と上限があるため、規格外の使い方となる。
特に電源を切った状態やスリープしたパソコンから電源を取る場合(キーボード操作でONする場合などがあるので、一部のUSBポートには電源OFF時にも電気がきている)、内部の電源回路に負担がかかるので注意して欲しい(キーボードやマウス用に微弱な電力しか出力していないため)。
モバイルバッテリーで使うとモバイル冷蔵庫になる!
冷却・過熱面が4cm角と狭いため、缶ジュースを冷やしたり暖めたりするのは難しい。モバイルバッテリーを電源として使うと、カバンの中で長時間ウェットティッシュを冷やしたり暖めたりできるので、ガジェット好きには面白いアイテムと言えるだろう。
真夏の屋外でウェットティッシュを冷やすもよし、小型の栄養ドリンクを冷やしてもいいだろう。目薬や虫刺され薬なども冷やして使うと、普段と違ったクールを得られるオモシロアイテムだ。