やじうまミニレビュー

電気製品の電力使用量をスマホやパソコンで確認・保存できる「Bluetoothワットチェッカー」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 コンセントに装着し、電気製品の消費電力や電気料金を表示する“消費電力チェッカー”は、積極的に節電するためには欠かせないツール。「Bluetoothワットチェッカー」は、計測データをスマホやタブレット、PCで確認できるようにした製品だ。

メーカー名 ラトックシステム
製品名 Bluetoothワットチェッカー
品番 REX-BTWATTCH1
希望小売価格 8,400円
購入場所 直販サイト
購入価格 7,980円

 一般的な消費電力チェッカーは、瞬間的な消費電力と累計の電力量を表示するが、消費電力量をさかのぼって見ることはできない。「Bluetoothワットチェッカー」は、計測データが蓄積されていくので、逐一消費電力が変化する家電、たとえば冷蔵庫やエアコンなどの消費電力を分析するのに有効だ。早速導入し、冷蔵庫の消費電力を計測することにした。

 データのモニターに使用できるのは、Bluetoothを搭載したスマホ、タブレットおよびWindows PC。対応OSは、iOS6以降、Android4.0以降、Windows 8.1/8/7/Vistaとなっている。

本体表側。プラグ差し込み口は1個なので、基本は1台の電気製品を計測するが、テレビとレコーダー、パソコンと周辺機器など、セットでの消費電力を知りたければ、タップを挟むことで対応可能だ
背面。こちら側をコンセントに接続。この製品自体の消費電力は0.3Wだ
冷蔵庫横のコンセントに設置。緑色のLEDは電源オンを示している。その上にはBluetoothの接続状況を示すオレンジ色のLEDがある

設置・設定は思いのほかカンタン

 液晶画面を備えた消費電力チェッカーとは異なり、「Bluetoothワットチェッカー」の設置場所は、直接視認できない所でも構わない。ただしBluetoothの通信距離は最大10mで、電波を遮らない場所である必要はある。同じ周波数帯を発する電子レンジの横などは苦手かもしれない。

 今回は接続先としてiPhoneを使用。アプリの設定は比較的簡単だ。まずは、専用アプリ「BTWATTCH」をインストールし、Bluetoothの設定をオンにした状態で起動する。「Bluetoothワットチェッカー」本体の識別名が表示されたら、「接続」をタップ。続けて表示される「計測開始」をタップすると計測が開始される。登録は最大4台まで可能なので、複数の電気製品や部屋のデータも同時に取れる。

 計測に成功すれば、「リアルタイム」の画面で逐一変化するデータが確認できる。チェックできるデータは、消費電力(W)、電圧(V)、電流(A)、消費電力量(kWh)、CO2排出量(kg/g)、計測経過時間(日/時/分)、電気料金(円)の全7種類だ。

 計測データは本体に保存され、アプリを起動したときに転送されるので、常にスマホを接続する必要はない。本体には日単位で約50ヶ月分のデータが保存可能だという。ちょっとした旅行ぐらいならまったく問題ないだろう。

初回は「接続」をタップ、さらに「計測開始」をタップすれば計測データが送られてくる。Androidアプリもほぼ同様の画面と接続手順だ
「リアルタイム」の画面では、秒単位でデータが変わっていく。電圧や電流の変化など通常の消費電力チェッカーではわからないデータが見られるのも面白い
「1時間グラフ」では、1分ごとの消費電力量、料金、CO2排出量を表示
「1日グラフ」では、1時間ごとのデータを表示。1日ごとのデータを表示する「1ヶ月グラフ」もある
CO2の排出係数や、電気料金の単価は設定で変更可能。メール宛先は、計測データ(CSVファイル)の送信に使用する

CSVファイルを送信してパソコンで分析

 アプリには計測した累積データをCSVファイルとして保存する機能も備わっている。ファイルは「冷蔵庫」「パソコン」のように名前を付けておいて、再表示できるほか、パソコンなどへの転送が可能。iOSの場合メールに添付しての送信、Androidの場合はGmailに添付しての送信、Dropbox、Google+へのアップロードに対応している。

 パソコンの表計算ソフトでデータを開き、グラフ化してみると分析もしやすい。今回は、冷蔵庫で本製品を試してみたが、冷蔵庫を開閉しない不在時や深夜から朝にかけて消費電力量が下がる傾向が可視化された。年間を通して使用すれば、季節ごとの変動もハッキリするだろう。

 他にも、エアコンの設定温度を変えての比較、電気ポットや炊飯器の保温にかかる消費電力など、計測することで節電への意識がもたらされる用途はいくつもありそうだ。

冷蔵庫の1時間ごとの消費電力量をCSVファイルでパソコンに転送、Excelでグラフ化してみた。同じ日中の時間帯でも在宅、不在によって電力量が変化している

(小口 覺)