やじうまミニレビュー
貼って覚える、無印良品の暗記用付箋紙
by 片岡 義明(2014/5/27 07:00)
受験勉強や資格試験で、暗記したい単語に赤マーカーや緑マーカーでラインを引いて覚える人は多いと思うが、マーカーで引いた部分を隠す赤や緑のシートが大きくて使いづらいと感じたことはないだろうか? このようなときに便利なのが、無印良品の「PETライン付箋紙 赤・緑」だ。
PETライン付箋紙は赤や緑のシートを小さくして付箋にしたもの。マーカーを引いた単語1つ1つに付箋を貼ることで、その部分だけピンポイントで隠すことができ、ページ全体をシートで覆う必要がない。
メーカー | 良品計画 |
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製品名 | PETライン付箋紙 赤・緑 |
購入場所 | 無印良品ネットストア |
購入価格 | 180円(税込) |
中に入っているのは約5×50mm(幅×長さ)のPET(ポリエチレン・テレフタレート)製の付箋紙で、赤と緑がそれぞれ3本×20枚入っている。使い方は簡単で、覚えたい箇所に赤マーカーや緑マーカーで記入して、その箇所に付箋を貼っていくだけだ。透明の台紙には切れ込みが入っており、後ろから指で押し出せるので付箋を剥がしやすい。
糊が付着している範囲は付箋紙の全長の半分くらいを占める。糊は普通の付箋紙と同じくらいの粘着力で、簡単に剥がせて貼り直せる。
粘着力が落ちにくいのも魅力
この手のマーカーとしては定番となっているゼブラの「チェックペン」を使って実際に試してみた。マーカーで実際に記入して付箋を貼ってみたところ、赤マーカー、緑マーカーそれぞれの場合できちんと黒く隠れた。付箋紙の幅は5mmで、一般的なテキストならば付箋紙1枚で1文字をまるまる隠せるだろう。もちろん隠れた箇所の内容を見たい場合は、付箋をめくるだけで簡単に確認できる。
何度か貼ったり剥がしたりを繰り返したが、粘着力が落ちることはなかった。また、付箋紙を剥がしたあとが糊でベタつくようなこともなかった。
この付箋紙の利点は、1ページの中で赤と緑の付箋紙を自在に使い分けられるところだ。たとえば英単語を覚える際に、英単語に赤マーカーを記載して、訳語に緑マーカーを記載しているような場合でも、それぞれを隠すために別の色の付箋を貼ることができる。1つの文章の中に赤マーカーと緑マーカーが混在しているような状況でも有効だ。
貼る箇所によって長さを切って自由に調節できるのも便利だ。マーカーを引いた箇所の長さに合わせてそれぞれ切れば見た目にもすっきりとするので全体的に見やすい。ただし、あまりにも短くすると付箋をめくりにくくなるので注意が必要だ。こうしてノートや教科書の覚えたい部分にPETライン付箋紙を貼っておくことで、赤シートや緑シートが無くてもいつでも暗記作業を行なえる。
さらに、付箋紙に文字を記入することも可能だ。暗記内容に関する注意事項や、「重要! 」「大事! 」といったコメントを入れたりと、工夫次第でさまざまな使い方ができそうだ。ちなみに付箋紙に記入する場合は、油性ペンを使うよう但し書きが入っている。
赤と緑の付箋紙が合計60枚入っていて180円(税込)と安価なので、暗記箇所が多い場合はまとめ買いをしておくといいだろう。赤シートや緑シートをいちいち持ち歩く必要がなくなるので、シートを忘れて勉強できなかったという心配も無くなる。暗記作業の効率をアップするツールとして、赤・緑シートの代わりに試してみてはいかがだろうか。