やじうまミニレビュー

包丁研ぎ器の決定版はこれだ!

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
片岡製作所「M-151 業務用包丁研ぎ器 ウォーターシャープIII」

 スッと気持ち良く切れる包丁ならば、料理の下ごしらえをスムーズに進められる。いつでも良く切れる包丁にしておくために、包丁を研ぐメンテナンスは必要だ。

 簡単、確実に包丁が研げるシャープナーとして、今回はプロ用包丁も手がける片岡製作所の「M-151 業務用包丁研ぎ器 ウォーターシャープIII」を紹介しよう。

メーカー 片岡製作所
製品名 M-151 業務用包丁研ぎ器 ウォーターシャープIII
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 2,119円
製品パッケージはコンパクトだ

 簡易型のシャープナーは数多く出回っているが、ウォーターシャープナーIIIはほかとちょっと異なる。回転する研ぎ石はセラミック製だが、「荒研ぎ」、「中研ぎ」、「仕上げ研ぎ」の3つが揃い、簡易型ながらも丁寧な研ぎができるのだ。さらに、水を使いながら研ぐので、研磨面が目詰まりしにくく、より効果的にスムーズに研げるという。サイズは210×37×55mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は112gとコンパクト。キッチンの小さな引き出しにラクに入る大きさにまとまっている。

 研ぎ方は至極簡単!! ウォーターシャープナーIIIに水を注ぎ、安定した場所に置いてハンドルを持ち、ブルーの荒研ぎからピンクの仕上げ研ぎまでの3カ所で順番に研いでいくだけ。

 研ぐと言っても力も技術も要らない。それぞれの研ぎ石の溝に、包丁を「軽く」押しつけ、刃先から根元まで7〜8回前後にまっすぐ引くだけ。研ぎ石が斜めにセットされているので、軽くまっすぐ引くだけで効果的に刃に当たるのがミソ。荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎと進み、かかった時間はたったの30秒程度。あっと言う間だ。

使用する前に水を入れる。カバーをしたままでももちろんOKだ
簡易型ながら、荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎの3つの研ぎ石がセットになっており、カバーには数字が刻印されているので迷わないで研ぎ進められるだろう。斜めにセットされた研ぎ石が刃に効果的に当たる
安定した場所に置き、ブルーの荒研ぎ(1)、ホワイトの中研ぎ(2)、ピンクの仕上げ研ぎ(3)の順に、それぞれの研ぎ石の溝に包丁を「軽く」押しつけ、刃先から根元まで7〜8回前後にまっすぐ引くだけだ。ハンドルの端も台に接するので安定している

 実際に手持ちのステンレス製の包丁を研いだが、驚く程、いや怖いほど、よーく切れるようになった。かれこれ20年以上使い続けている包丁だが、まるで新品の切れ味に戻ったかのようだ。鶏のモモ肉は皮ごと楽に切れるようになり、完熟トマトもスッと切れる。2mm厚の薄切りはもちろん、トマトの皮も剥きもお手の物になってしまった。

切りにくい皮付きの鶏モモ肉は研ぐ前はとても切りづらかった(写真右)。研いだ後は、皮もスパーッと切れるようになった(写真左)
完熟トマトの切り口を見ると、研ぐ前は細胞が潰れ気味だった(写真左)。研いだ後は切り口がきれいで、果汁も無駄になりにくい
サンドイッチ用のペラペラに薄いトマト、皮むきもお手の物になってしまった。切れる包丁は使っていて本当に気持ち良い

 包丁が蘇るだけでなく、使用感もとても良かった。まず、プラスチック製ハンドルはしっかり持ちやすい大きさだ。ハンドル表面は滑りにくい仕上げが施されているので、多少手に油がついていてもしっかり握れる。ハンドルの端も本体底と共に台に接し、合計4箇所のゴム足がついているので、安定度はとても良い。また、カバーを開ければ果物ナイフなどの小さい包丁でも、刃の根元までしっかり研げるのも良い。使い終わったら水を捨て、保管するだけだ。

ハンドル、本体底には合計4カ所のゴム足が付いているので滑りにくい
カバーが簡単に外せるので、果物ナイフなどの小さな包丁も、刃の根元までしっかり研げるのが嬉しい

 価格は研ぎ石が1個タイプの物よりは高めになるが、選んで損は無いはずだ。なぜなら切れ味が格段に良くなり、荒研ぎから仕上げ研ぎまでしっかり研げるためか、切れ味の持ちも良くなったように感じるからだ。

 ただし、使用できる包丁は、ステンレス製、鋼(ハガネ)の「両刃」の物に限られる。刃を挟み込むタイプのセラミック製の研ぎ石なので、片刃の刺身包丁や波刃のパン切り包丁の他、研ぎ石と同じ素材のセラミック包丁は対応していないので注意が必要だ。

 両刃タイプの包丁をお使いならば、特別な技術も要らず、手間も時間もかけずに切れ味を「確実に」蘇らせる簡易型シャープナーとして、ウォーターシャプナーIIIは俄然イチオシだ。

(藤原 大蔵)