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やじうまミニレビュー

パナソニック「無接点対応USBモバイル電源 QE-PL102」

〜専用LEDライトと合体するモバイルバッテリー
by 正藤 慶一


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


パナソニック「無接点対応USBモバイル電源 QE-PL102」

 外出先でも携帯電話などの機器が充電できる外部電源「モバイルバッテリー」は、電池の消耗が激しいスマートフォンのユーザーには欠かせない。私も外出の際には必ず持っていくようにしている。

 そんな中、パナソニックよりモバイルバッテリーの新製品が、この春発表された。容量10,260mAh、8,100mAhなど大容量モデルが新たに追加されたが、前年モデルから継続する、容量2,700mAh、5,400mAhモデルにも、新たな機能が加わった。それが、“懐中電灯”機能だ。USB出力で点灯するLEDユニットを合体することで、内蔵の電気を明かりとして利用できるようになった。

 果たしてこのLEDライトとはどのようなものなのか。容量2,700mAhの「QE-PL102」を使ってみよう。


メーカー パナソニック
製品名 無接点対応USBモバイル電源
QE-PL102
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 3,230円

 パッケージを開けると、中からモバイルバッテリー本体とUSBケーブル、そしてLEDライトパーツが出てきた。本体自体は、従来の2,700mAhモデルとまったく変わらない大きさ。白一色というシンプルなデザインも変わらない(ほかに黒一色モデルもある)。ケーブルは片方がUSB Aで、もう片方がスマートフォンで多く使われているmicro USBとなっている。

 LEDユニットは、モバイルバッテリー本体を1cmほど切ったようなデザインで、そこにUSB Aコネクタが付いている。モバイルバッテリー本体は側面にUSB Aコネクタの差込口があるため、挿入すればモバイルバッテリー本体にちょうどフィットするような形になる。持ち運びに便利そうだ。なおLEDユニットは、説明書によれば本製品の専用品とのことだ。

 また、前年モデルと同様、ワイヤレス充電の規格「Qi(チー)」にも対応しており、Qi規格対応の充電パッドの上に載せることで、モバイルバッテリー本体にコードを指すことなく、ワイヤレス充電が可能となっている。

パッケージには「スマートフォン をフル充電約1回」と記されている パッケージ内容はモバイルバッテリー本体とケーブル、そしてLEDユニット LEDユニットの表面(左)と接続面(右)モバイルバッテリー本体を1cmほど切ったようなデザインだ
真っ白の本体は前年モデルと変わりなし 裏面。容量は2,700mAhと、こちらも前年モデルと変わりない

 まずはモバイルバッテリーとしての基本機能として、スマートフォンの充電に使ってみよう。パッケージには“電池容量約1,400mAhのスマートフォンを約1回フル充電する”とあったが、果たして本当だろうか。スマートフォンの電池が完全になくなり、電源がつかなくなった状態で給電をスタートしてみた。

 なお、今回使ったスマートフォンはauの「arrows z ISW11F」で、バッテリー容量は1,460mAh。充電は、モバイルバッテリーとスマートフォンをケーブルでつなぎ、本体の電源ボタンを押すだけで簡単にスタートする。QE-PL102の出力は1Aだ。

 充電開始から約3時間ほど経つと、スマートフォンの充電ランプが消えていた。電源を入れると100%となっており、問題なく満充電できた。パナソニックのモバイルバッテリーでは、給電中、または機器と接続していない状態でモバイルバッテリーの電源ボタンを押すと、残量の目安がランプの色で3段階で表示されるが、残量は30%以下を表す「赤」だった。まだ少しくらいは残っているようだ。

スマートフォンの電池残量がゼロで、電源がオフになった状態から、充電すると、約3時間で100%になった 給電後のモバイルバッテリーの電池残量は、30%以下を表す「赤」。まだ少しくらいは余力があるようだ

 今度は、スマートフォンの電池残量の表示が1〜2%と少ない状態で、電源をONにしたままで給電してみた。ウェブやアプリなどを使いながらだったので、そこまで電池は溜まらないだろうと思ったが、最終的には約2時間半で97%になった。モバイルバッテリーの電池残量を確認しようとボタンを押したが、赤ランプすら点灯せず。己の電池はスッカラカンになったが、スマートフォンを満充電にするという目的はしっかり果たしてくれたのだ。

今度はほとんど電池残量がない状態で、スマートフォンの電源を付けたままで給電開始 充電中もウェブやアプリを使ったが、約2時間半で100%近くまで充電できた。モバイルバッテリーの電池残量は空になった

 基本の充電機能はしっかりしているようなので、続いてLEDを点灯してみよう。LEDユニットを接続し、電源ボタンを押すと、白色の光がユニットから放たれる。これが意外と明るく、光も広がっている。説明書には明るさのスペックなどは書かれていないが、室内の暗がりを照らすのにはちょうど良い。実際、押入れの中で探しものをするのぴったりのサイズと明るさだった。手で持つのに収まりが良いし、立たせればちょっとしたランタンとしても使える。

 屋外で使ってみると、遠くを照らすのには向かないが、足元を照らす程度には使える。夜道で使ってみたが、対向する車や自転車に自分の存在を知らせるのにも使えた。正直、単なるオプション品でしかないと思っていたが、意外な便利さに驚いてしまった。連続点灯時間が約15時間と長いのも、いざというときにありがたい。

点灯中は、LEDユニットの四角部分が点灯する。側面からも微妙に光が透けているようだ 約30cmほど近くの壁を照らしたところ。光の円はキレイで明るい 立たせればランタンとしても使用できる

 しかし、不満もある。スマートフォンを充電する際に、このLEDユニットをどこに収納してよいやらわからない。お尻のポケットに入れておいたが、それを忘れていたため、電車で座った時にUSBコネクタがお尻をグサッとして痛かった(コネクタは頑丈で曲がらなかったが)。バッグに入れてもなくしてしまいそうで心配になる。持ち歩きを考えると、LEDライト部、または本体に紐やストラップが通せると、もっと便利に使えそうな気がした。

 また、光源は本当に明るく、しかもユニットの表面に直付けのような形で付いているため、目にすると不快な眩しさを感じてしまうことがあるかもしれない。

 最後に、モバイルバッテリー本体の充電について触れよう。本製品は前述の通りワイヤレス充電規格「Qi」に対応しているが、これは本当にラクだ。家に帰ったらパッドの上にポンと置くだけで、翌朝はフル充電になっている。出かける際はパッドの上からヒョイとつまむだけ。もしパッドをお持ちでない方は、Qi対応の充電パッドを一緒に購入されることをお勧めする。ちなみにQE-PL102の充電時間は、ワイヤレスが約5時間、USBが約7時間、別売りの専用ACアダプターで約3時間となっている。

Qi規格に対応した充電パッドなら、載せるだけで充電する。これは一度体験するとハマる。なお、LEDユニットを取り付けた状態でも充電できた LEDユニットの表面に光源が付いているため、直視するとかなり眩しい

 QE-PL102は、今では私の外出に欠かせないパートナーだ。電池が減りやすいスマートフォンの外部電源としてはもちろん、家の中のちょっとした懐中電灯替わりに、帰りが夜遅くなった場合の安全灯に活躍してくれる。価格も前年モデルから据え置きでにライト付きなので、お得感もある。モバイルバッテリーの可能性を広げる、面白い試みの製品だ。スマホユーザーはぜひ一度お試しいただきたい。





2012年 6月 20日   00:00