やじうまミニレビュー
サンワサプライ「クリップLEDライト」
サンワサプライ「クリップLEDライト」 |
暗い中でタブレット端末の画面を眺めると、周囲との明暗差が大きく、目が疲れることがある。そんなときに便利なのが、今回紹介する「クリップLEDライト USB-TOY70」だ。文字通り本体の端にクリップが付属しているため、タブレット端末やノートPCのディスプレイ部、本の端などさまざまな場所に挟んで使えるというLEDライトだ。
メーカー | サンワサプライ |
製品名 | クリップLEDライト USB-TOY70 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,403円 |
クリップLEDライトの本体サイズは、ライト部が18×40×6mm(幅×長さ×厚さ)、クリップ部が18×50×21mm(幅×長さ×厚さ)で、全体の重量は電池込みで約26g。軽量なのでタブレット端末や書籍に付けてもほとんど気にならない。
アーム部には、ライトを好きな位置に固定できるフレキシブルアームを採用している。アーム長は約80mmで、曲げ方の自由度も高い。アームは薄型で、収納時もかさばらない。
アームを伸ばすと薄型で収納しやすい | クリップと同じ側にLEDライトを搭載 |
バッテリーはボタン電池を使用 |
電源には、ボタン電池LR44を3個使用する。連続使用時間は約14時間。寝る前に1時間、毎日使ったとして2週間は保つ計算となる。ボタン電池は充電式のものがないため、ニッケル水素充電池などに比べるとランニングコストがかかるのが残念だ。
パッケージにはテスト用電池があらかじめ付属しており、フィルムを引き出せばすぐに使用可能となる。なお、交換する際にはマイクロドライバーでライトの裏面にあるネジを外して電池蓋を取って取り替える。
さっそく、本やタブレット端末に取り付けてみた。クリップの挟める厚さは1cmまで。紙の書籍ならば問題なく固定できるが、タブレット端末では問題となることもある。たとえば第三世代iPadでは、挟むことは挟めるのだが、ゴムが貼ってあるクリップの先端部分を支点としてライトが左右に動いてしまい、浅く挟むだけではしっかり固定できない。クリップを深く差し込み、根本付近で挟む必要がある。
クリップ | 先端にはゴムが貼ってある |
第三世代iPadの場合は、クリップの根本で挟むほうが安定した | iPadに取り付けた状態 |
LEDライトのスイッチは発光部の先端部分にあり、押すだけで簡単にON/OFFの切り替えができる。ライトは高輝度LEDを3個使用しており、照度は25cm直下で120lxとなっている。実際に取り付けて暗闇の中で本およびタブレット端末を読んでみると、文庫や新書などの小さい本なら問題なく読めた。大きめの書籍の場合は全体を照らしきれず、ページ下部が暗く感じる。
ライトのスイッチ | 発光部には高輝度LEDを3個使用 | 発光させた状態 |
タブレット端末の場合は、大きなものでもストレスなく見られる。真っ暗闇の中でバックライトだけを頼りに読むのと、クリップLEDライトを取り付けて読むのとでは、やはり見やすさが違う。クリップLEDライトで光を当てたほうが見やすく、目が疲れにくく感じた。バックライト非搭載の端末にも最適だろう。
第三世代iPadを照らした状態 | 大きめの本では下のほうが暗くて読みにくい | 文庫本なら十分明るく読みやすい |
難点はボタン型電池を3個も使用するので汎用充電池よりもランニングコストがかかることくらい。これは軽量・コンパクトという利点とトレードオフになるので仕方ない。寝る前にちょっと読書をする際には最適で、特に家族で一緒に寝ていて、隣に寝ている人に迷惑をかけたくない方におすすめしたい。
2012年 6月 1日 00:00
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