やじうまミニレビュー

シンコハンガー「おまとめハンガーカバー」

~使っていないハンガーをまとめて再利用できるハンガーカバー
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


シンコハンガー「おまとめハンガーカバー」

 気がつくとたまってしまう針金のハンガー。針金ハンガーは、軽いシャツ程度なら掛けておけるが、コートやスーツだと重みに耐え切れず型崩れしてしまう。捨てるのも気が引けるし、使わないと溜まっていくばかりなので、なんとか再利用したいものだ。

 そこで、ハンガーをまとめて再利用できる「おまとめハンガーカバー」を購入してみることにした。何本かの薄手のハンガーを束ね、1本の厚手のハンガーとして使えるカバーなのだ。

 


メーカーシンコハンガー
製品名おまとめハンガーカバー
アヒル(イエロー)
購入場所Amazon.co.jp
購入価格740 円

 

形が違うハンガーでもOK

 デザインはアヒル、イヌの2種類で、色違いも合わせて4種類。今回購入したのは黄色のアヒルだ。本体サイズは465×40×135mm(幅×厚み×高さ)で、通常のハンガーがすっぽり入る大きめなサイズだ。素材は厚手のポリエステルフェルトで、虫喰いの心配はなく、ブローチなどの小物を留めておくことも可能だ。

 ハンガーカバーの内側にはメッシュのポケットがついているので、洋服を買った時に付いてきた予備のボタンやアクセサリー、消臭剤、防虫剤などが収納できる。口の部分はネクタイやスカーフ掛けとしても使用できる。

フェルト生地で、何も入れない状態でも立体的中にはメッシュのポケットがついているハンガーをおさえるためのゴムが両端についている
マジックテープで簡単に取り外しできる後ろはすっきりしたデザイン

 試しに、針金ハンガーと、少々変形してしまったプラスチック製のハンガーを6本まとめて入れてみた。使い道がなく、クローゼットに放置していたもので、大きさはバラバラだ。

 フェルトのマジックテープを開けて、ハンガーをまとめて入れる。ハンガーの大きさにばらつきがあっても、中のゴムがしっかり押さえてくれるのでズレてしまうことはない。そのままフタをするようにマジックテープで留めるだけだ。使い方はとても簡単で、ハンガーはすぐに増減できる。

 ただ、ポールにひっかけるフック部分は、複数あるとまとめづらい。クローゼットのポールにひっかけても一部浮いてしまう部分があった。機能的には特に問題はないものの、フック部分がデコボコしてしまうのが少々気になった。

不要なハンガーはクローゼットの場所をとっていただけだった6本のハンガーは大きさも形もバラバラハンガーをまとめて入れる
飛び出たフック部分はどうしてもデコボコしてしまう6本のフックを入れたが、まだ余裕がある

型崩れさせたくないコートやジャケット用に

 ボリュームのある冬用のロングコートをかけてみた。以前、針金ハンガーにかけたところ、重さで針金が曲がってしまってかけられなかったものだ。

 1本では弱い針金ハンガーでも、束ねれば頑丈になり、重いロングコートもかけられる。フェルト生地でハンガーを覆うので、肩に厚みも出て立体的だ。これなら大切な上着をかけても型崩れすることはない。

 また、素材がフェルト製なので滑り止め効果が高い。裏地がツルツルした上着を掛けるにもオススメだ。

フック部分がガタガタしているが、機能的には問題はない重くて大きいコートもぴったり
肩部分も立体的で型崩れの心配なし口部分にはネクタイやスカーフなどがかけられる

 クローゼットの肥やしにやっていただけの針金ハンガーだが、集めて再利用することで大事な服をかけたくなるハンガーに生まれ変わった。針金ハンガーの処分で困ったら、捨てる前におまとめハンガーカバーを一度お試しいただきたい。





2012年 4月 10日   00:00