やじうまミニレビュー
OXO「ストロベリーハラー」
OXO「ストロベリーハラー」 |
これから春先にかけていちごが旬の季節だ。そのまま練乳をかけて食べてもいいし、ケーキに乗せたり、ジャムやジュースにしても美味しい。
だが、いちごを食べる時に気になるのがヘタの部分。葉はすぐに取れても、ヘタの芯がなかなか抜きづらい。力を入れるといちごが潰れてしまうし、諦めて芯ごと食べると美味しくない。
そんなやっかいないちごのヘタを、簡単に取り除けるアイテムがある。OXOの「ストロベリーハラー」は、いちごのヘタを取り除く専用のアイテムなのだ。
メーカー | OXO |
製品名 | ストロベリーハラー |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,050円 |
ストロベリーハラーは洋梨のような形をしていて、本体サイズは約50×80×30mm(幅×高さ×厚さ)。ちょうど車の鍵くらいの大きさだ。重量は約36g。本体はプラスチックとゴム素材で、ヘタをもぎ取る刃はシルバーのステンレス製。刃先は、王冠のようにギザギザしている。
ストロベリーハラーの本体は洋梨のような形で、ちょうど車の鍵くらいの大きさ | 横から見たところ。洋梨のような形で握りやすい |
先端には王冠のようにギザギザした、ステンレスの刃が付いている | 本体と胴軸部は取り外して水洗いできる |
さっそく、いちごを準備して使ってみよう。いちごといってもサイズはさまざまなので、今回は栃木県産「とちおとめ」の大粒と小粒を用意した。
まずは大粒から試してみよう。ヘタの部分に刃先を当てて刺し込む。刺し込んだ後、ストロベリーハラーを刃先ごとグリッと回転させる。すると、あっけないほど簡単にヘタが取れる。片手でいちごを押さえていたが、力はたいして必要ないため、いちごが潰れてしまう心配はない。
栃木県産「とちおとめ」の大粒と小粒で試した | 大粒のいちごのヘタに刃先を当て、ブシュッと刺し込む | 刺し込んだ後、ストロベリーハラーを刃先ごとグリッと回転させる |
ヘタを取られたいちごは、ぽっかりと穴が開いている。いっぽう取れたヘタは、ストロベリーハラーの刃先に収まっていた。ストロベリーハラーの尾端のボタンを押せば、取れたヘタはポロッと落ちる。
あっけないほど簡単に、ヘタがもげた | 取れたヘタは、ストロベリーハラーの刃先に収まっている | 尾端のボタンを押すと、取れたヘタはポロッと落ちる |
ストロベリーハラーを使わず、素手でいちごのヘタ取りをすると、葉だけ取れて、ヘタの芯が残ってしまったり、ヘタと一緒に、果肉までもげてしまうこともあった。
葉だけ取れて、ヘタの芯が残ってしまった。このまま食べると不味い | 素手でヘタを取ろうとすると、ヘタと一緒に、果肉までもげてしまうことも |
大粒のいちごには問題なく使えることがわかったので、続けて小粒いちごにも試した。ところが、最初は上手くいかなかった。実が小さいため、刃先を奥まで差し込みすぎて、果肉の部分までもいでしまったのだ。
実はストロベリーハラーはアメリカで開発された製品。アメリカで売られているような大きなイチゴ向けに作られているから、小粒のいちごにはサイズ感が過剰なのだろう。
といっても、小粒のいちごに使えないわけではない。刃先を浅めに刺して、同じ手順でもぎ取れば、ちゃんときれいにヘタがとれる。要するに、小粒ないちごに使うには、力加減を調節すればいいのだ。
小粒いちごに試してみたところ、残念ながら最初は失敗。刃先を奥まで差し込み、果肉の部分までもいでしまった | 小粒のいちごには、刃先を浅めに刺せば良い | 刃先を浅めに刺せば、きれいにもぎ取れた |
結論を言うと、ストロベリーハラーは、使い方はとても簡単で、素早くヘタが取れる便利なアイテムだ。イチゴジュースやケーキ作りの際など、一度に大量のいちごをさばく必要がある時には特に重宝するだろう。また、ストロベリーハラーは分解して水洗い可能で、衛生面でも安心して使える。
イチゴジュースやケーキ作りの際など、一度に大量のいちごをさばかなきゃいけない時には特に重宝する | 分解して水洗い可。食洗機にも対応している |
これまで我が家では、いちごのヘタを取る際は、包丁でバッサリ切り落としていたので、果肉の部分まで少なからず捨てており、もったいなかった。その点、ストロベリーハラーなら無駄なくヘタと芯だけ取り除けるので効率が良い。
言ってみれば単機能のいちごのヘタ取り器だし、それでなくとも物の多いキッチンに道具が1つ増えるのは悩みどころだが、使い勝手には十分満足。そろそろいちごを食べたくなってきたな……という方は、いちごと一緒に手に入れてみてはいかがだろうか。
2012年 2月 20日 00:00
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