ハットトリック「Colorful Tube Holder」

　歯磨き粉に洗顔ジェル、ハンドクリームなど、チューブ型の製品は日常のいろいろなところにある。しかし、それらを最後まで使い切るのは難しい。どうしても微妙に余ってしまうし、残量がなくなるほど搾り出しにくくなる。

　今回は、そんなチューブを使いやすくする「Colorful Tube Holder(カラフルチューブホルダー)」を紹介しよう。

　カラフルチューブホルダーは、最後までチューブの中身を搾り出すためのグッズだ。円柱状の本体に開いているスリットに、歯磨き粉などのチューブを“尾”の部分から滑り込むように固定させ、巻き取りながら使う。

　本体サイズは約80×25mm(高さ×直径)と、普通の歯磨きチューブとよりも少し横幅があるといった印象。重量は約25gと軽い。本体からフックが飛び出しており、付属の吸盤だけでなく、すでに設置してあるフックへの対応も可能だ。カラーリングは、ブルー、グリーン、オレンジ、クリアの4種類となっている。

基本的なセットは写真のようになる。基本的にはチューブ形状であればOK	本体を引っかけられる吸盤も付属されている。冷蔵庫の壁面などに取り付け可能だ

　使用方法は、キャップを外して内部のスリットにチューブを差し込み、“尾”の圧着部分を引っかけるように取り付ける、というのが説明書にあったやり方だ。しかし、形状の微妙な違いで、うまくホールドされないことが何度かあった。ある程度使用したチューブであれば、キャップを外さなくても、スリットに合わせて滑り込ませ、キャップを回してチューブを巻けば固定できる。これならあまりチューブの形状を問わないので、筆者はこちらのやり方を多用している。

キャップを外してセットする方法もあるが、キャップ部分を回してスリットの向きを合わせたところに、チューブを滑り込ませるのもアリ	チューブを巻きたいときは、キャップ部分を回すだけでいい

　装着した後は、いつも通りにチューブを絞って使うだけだ。用途としてはシンプルだが、チューブをキレイに使い切れるのはとてもうれしい。また、ホルダーが付いているおかげで持ちやすいし、フックや付属の吸盤でどこにでも引っかけておけるところも便利だ。カラーリングはやや派手だが、普段は地味な洗面所とキッチンが華やかになるので、これはこれで良いだろう。

　お風呂でも使うことができる。ただし、付属の吸盤が湿気に弱いようで、入浴中に何度も湯船にチューブが水没したこともあった。そのため、筆者宅の場合は、吸盤を使わず、フックを使って引っかけている。

　注意してほしいのが、中には取り付けられないチューブもあること。よくある歯磨き粉のチューブサイズならまず問題はないが、ハンドクリームなどのチューブによく見られるような、背が低く、横幅の狭いチューブだと、まず取り付けは不可能だ。とりあえずセットしてみて、すぐに外れるようなら非対応、という感じで見極めていくしかないようだ。

筆者宅の使用状況。湯船につかりながら、歯磨きと洗顔をよくするため、フックで引っかけられるところにもっとも恩恵を受けている	洗顔ソープは購入直後だと取り付け不可能だったが、少し使用してから巻いてみたところ、しっかりとホールドされた

　我が家では歯磨き粉と洗顔ソープに装着しているが、いずれも残量が少なくなっても、簡単に最後まで搾り出すことができた。「あとちょっとだけ残っているのにな……」と、罪悪感を感じながらチューブをゴミ箱に捨てた覚えのある人は、ぜひ使ってみていただきたい。