コジット「カッチリ絞れるモップ」

　年末といえば、大掃除。1年間に溜まった汚れを隅々まで落とすとあって、かなりの重労働だ。その中でも特にやっかいなのが、ぞうきんでの水拭き。寒い季節に水を扱うのはけっこうしんどい。今年はどうやって楽をしようかと探してみたところ、コジット「カッチリ絞れるモップ」を発見した。

　カッチリ絞れるモップは、棒の先端にぞうきんが装着されたモップで、長さは105～140cmまで伸縮可能だ。そのため、身をかがめることなく床のぞうきんがけができてしまう。なお、天井までは届く長さだが、製品の取扱書を見ると高所への使用には非対応だった。

　さて、この製品の一番の特徴は、ぞうきんの濡れた部分に手を触れないで先端のモップを絞れてしまう。ぞうきんがけで誰しもが思い至るのは、真冬時のぞうきん絞りのキツさなのだが、本製品はよくある先端にぞうきんがつけられるタイプとは格が違う。

収納形態となっているが、このままでも奥細いところの水拭きが可能だ	ジョイント部を下げた状態。固定はジョイント部にあるグレーのスイッチを使用する

　その仕組みを見てみよう。モップは、モップと柄のジョイントの回転で絞られる。ジョイント部は左右の回転だけでなく、前後にスライド可能で、まずモップ部分がまっすぐになるまで手元にスライドさせる。それから、ジョイント部を回すとモップ部分が絞れるという仕組み。

　このとき、せっかく絞ったのに、手を離すと途中からやり直しなんてことがないように、ツメが用意されている。ジョイント部を捻るたびに、カチカチッと小気味いい音が楽しい。またカチカチ音がしなくなったら、今度はジョイント部を奥へスライドさせると、もう一段階絞ることができる。というように、あまり力を使わずにあっさりとモップを絞ることができるため、テンポよく掃除を進められる。

写真のような感じで、ぎゅ～っと絞っていける	完全に絞りきった状態。手絞りよりも強く絞れているといった感触だった	完全に絞りきったら、次は奥へ押し出すとさらに絞れる

　実際の使い勝手だが、ジョイント部のスライド具合で広がりを調整できるため、場所をほとんど選ばない。小生宅だと、キッチンスペースがフローリングもどきなので、そこで活躍した。さらに長さを調節して短くすれば、小回りが利くようになるので、トイレの奥を掃除したいときにも便利だろう。また天井など高いところはジョイント部分が手元にもどってくるため、掃除はできない。

何気に便利なのが、モップの直径が実質80mmというところだろう。大きなバケツを用意しなくてもいい	モップかけの感触はちょっと特殊だ。中央部に硬い部分があるため、ちょっとごつごつとした感触がある

　年末が近づき、大掃除のプランを練っている人にオススメできるアイテムだ。小生のように、寒くなると腰が痛めやすいからかがんで水拭きをしたくないという人にもピッタリ。快適なお掃除タイムを手にしてほしい。