やじうまミニレビュー

サンスター「バインダーボール」

〜もうペンをなくさない! ノートに挟むバインダー型のボールペン
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やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


 書店や文具店を見ていると、ノートやメモ帳がそこらかしこに並び、再び、紙が見直されている機運を感じる。ビジネスマンをターゲットにした高級ノートがヒット製品になったり、今、流行の「ライフハック」ブームも追い風になっているのだろう。

 たしかにノートやメモ帳が見直される機運にあるのは間違いないのだが、もう1つの悩みが筆記用具だ。ノートの類は手帳と違ってペンホルダーがなく、肝心なときに、紙はあってもペンがない、という状態に陥りやすい。特に、我々のような普段、カジュアルウェアで仕事をする環境にいると、胸ポケットにペンを刺す習慣もないので、その傾向はさらに強くなる。

 そんな、「紙とペンの分離問題」に、斬新なアプローチで切り込んだのが、サンスター文具の「バインダーボール」である。


メーカーサンスター文具
製品名バインダーボール
購入価格399円
購入店名伊東屋

 このバインダーボール、軸全体がクリップになっているという変わり種のボールペンだ。ノートやメモ帳に挟んでおけば、紙とペンが分離せずに済む。多くのボールペンには軸の上の方にクリップがついているが、これはあくまでも洋服のポケットに固定するためのもの。それに対してバインダーボールは「バインダー」の名前が表すとおり、「紙に挟む」ことを考えた作りになっている。

パッケージ本体全体がクリップになっている軸の出し入れはプッシュ式

 使い方はごく簡単で、洗濯ばさみのようにつまみをつかんでメモ帳やノートを挟むだけ。バネの反発力も強めで、カバンの中に入れて持ち運ぶくらいでは、簡単には外れないだろう。

 軸の長さは124mmなので、B5やA4のノートには出っ張りなくフィットする。定番メモ帳のロディアの場合、もっともポピュラーなNo.11では、短辺、長辺ともにバインダーボールの方が長く、すっきり収まらない。ジャストフィットするのは一回り大きい、文庫本サイズのNo.13だ。

ロディアNo.13にぴったりのサイズ上側に付けてもよい感じ書き味は普通のペンには劣る

 芯の出し入れはプッシュ式で行なう。バインダーを開くと自動でボールペンの軸が格納される仕組みになっているので、ノートやメモ帳に挟んでおけば、カバンのなかを汚すことはない。

 書き味は、というとさすがに軸の形状が特殊なだけに、普通のペンには劣るが、そもそもが「いかに紙とセットで持ち運ぶか」に重点を置いた製品なので、その点はあまり問題にならないだろう。「紙とペンの分離問題」に悩んでる人に勧めたい製品だ。


 




2009年 8月 11日   00:00