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リヒトラブ「Avanti スケジュールファイル」

〜日付順に書類を挟むだけ。簡単さがウリのファイル
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リヒトラブの「Avanti スケジュールファイル」

 職業柄、イベントや発表会など、日時が決まった仕事についての書類を処理することが多い。こうした書類で困るのは、受け取った日時とイベント当日に間が開くと、紙をどこに置いたかわからなくなる点だ。

 その日時が過ぎたら捨ててしまうだけに、保存することに価値がある資料に比べると、きちんと手間暇かけてファイリングする意義は薄い。だが、その辺に積んでおくと見つからなくなる。このジレンマを解消する製品が、今日紹介するリヒトラブの「Avanti スケジュールファイル」だ。


メーカーリヒトラブ
製品名Avanti スケジュールファイル
希望小売価格2,310円
購入価格1,780円
購入店舗オフィス・デポ

 1日から31日まで日付が振られたクリアファイルを冊子状にまとめた製品なのだが、結論から言ってしまうと、整理の手間と、管理のしやすさを兼ね備えたすばらしい製品だ。

1日から31日まで、日付のタブが入ったページが並ぶ書類は挟み込むだけファイルの根本の部分で紙を挟み込む仕組み

 使い方は簡単で、日付に関連した書類をファイルのクリアページに挟み込むだけ。クリアファイルと言っても、よくある綴じ込むタイプのものではなく、冊子の奥に挟み込むだけのタイプだ。これだと書類が落ちてしまうのでは、と心配になるが大丈夫。挟んだ状態で冊子を多少振り回しても紙が落ちない。

 この挟み込むだけというのがミソで、わざわざ穴を開けなければいけないパンチ式のファイルや、透明の袋の中に入れていくタイプに比べて、管理する手間が圧倒的に少ない。机の上が汚れる原因となる「今は忙しいから後で……」を極力排除できる。

 A4、B5といった定型用紙だけでなく、レシートのような紙片を挟み込んでも大丈夫。ただし、当然のことながらページを開いているときは、紙が抜けやすくなる。これを防ぐにはクリアファイルに入れた上で、そのクリアファイルを挟み込むという手もある。もちろん、クリアファイルを挟み込んでも、多少のことでは落ちないのは同様だ。

 ところでこの製品、「スケジュールファイル」という製品名の通り、もともとはスケジュールに関連する書類を挟むために作られたモノだが、「スケジュール」を一歩進めて、タスクに日付を割り当てて、それに関する書類を挟んでもいいと思う。たとえば、25日までにやらなければいけない仕事を、22日のところに挟んでおけば、リマインダとして機能するだけでなく、前倒しで仕事を進めるきっかけにもなる。

レシートや領収書のような細かい紙片も大丈夫クリアファイルでまとめて、ファイル自体を挟み込むこともできる31日のあとにある「●」。月をまたぐ書類はここに入れる

 1カ所、作り手の配慮に感心した点がある。31日の後に「●」と入ったページがあること。月をまたぐような書類は、ここに挟んでおき、31日を迎えたときに、また適切な日付に移してやればよいだろう。これに関連して、米国では、日付指定の書類を入れる31個のフォルダと、月指定の書類を入れる12個、合計43個のフォルダーを使って書類を整理するグッズを見かけるが、今後、日付だけでなく「月」も考慮した、43枚のバリエーションがあるとさらに便利になるだろう。




2009年 4月 21日   00:00