家電製品ミニレビュー

ペットのニオイに強い「ブルーエア ニオイフィルターモデル」

活性炭がぎっしり詰まったニオイフィルターモデル

「ブルーエア450E ニオイフィルターモデル」

 室内で犬を飼っていると必ずついてまわるのが、「ニオイ」の問題。トイプードルを室内で飼っている我が家も例外ではなく、空気清浄機を年中稼働している。

 ニオイに注力した空気清浄機はいくつかあるが、それぞれアプローチが異なる。例えばシャープのプラズマクラスターイオンやパナソニックのナノイーイオンなど、イオンを放出するもの、富士通ゼネラルの「PLAZION」のように、低濃度のオゾンとUVライトなどを組み合わせた“脱臭”に特化したモデルもある。

 今回紹介するブルーエアのその名も「ニオイフィルターモデル」は、フィルターに特化したタイプ。スウェーデンの空気清浄機メーカー、ブルーエアの製品は独自の「ヘパサイレントテクノロジー」を搭載しており、0.1μm以上の粒子を99.97%以上除去できる高性能が魅力で、フィルターは、目の大きさが異なる3枚のフィルターを組み合わせている。ニオイフィルターモデルは、これに消臭効果の高い活性炭を組み合わせている。

メーカー名 ブルーエア
製品名 ブルーエア450E ニオイフィルターモデル
希望小売価格 81,000円
購入場所 公式直販サイト“ブルーエアストア”

 フィルターの違いは、手に持つとすぐに分かる。内部にぎっしりと活性炭が詰まっていて重いのだ。フィルターに含まれる活性炭のニオイ吸着表面積は、およそ200ヘクタールにも及ぶという。いくつかあるモデルの中から今回は、適用床面積約21畳の「ブルーエア450E」を約20畳の自宅のリビング・ダイニングにおいて使ってみた。

製品パッケージ
ブルーエアはスウェーデンの会社
製品本体

ニオイやホコリに即反応

 本体は「白くて大きい、鉄の塊」といった感じ。500×275×590mm(幅×奥行き×高さ)、重量約16kgの本体はリビングに置くと、かなりの存在感がある。ブルーエア450Eは、本体の右の吸気口から空気を吸って、左の送風口から空気を送り出すという仕組みなので、本体後ろにスペースを設ける必要はなく、壁にぴったりと沿って置くことができる。

本体側面
本体底面。スチールがむき出しになっている
電源コードを差したところ
側面パネルを開けたところ
活性炭がぎっしりと詰まったフィルター
「Smokestop Filter」という表記があった

 本体機能はごくシンプルで、風の風量を手動で調節できるほか、オートモードを備える。犬がいる我が家では、オートモードを選択。オートモードでは、センサーでニオイやホコリを感知したら、自動で運転を制御するのだが、この感度が相当高い。

付属のリモコンで操作できる
本体操作パネル
パネルには、運転状況とニオイやホコリの状態も表示される
自宅で焼き肉をやってもニオイが残らない

 まず外出先から自宅に帰ると「ゴッー」、犬が室内で粗相すると「ゴゴッー」、室内でサンマを焼いたり焼き肉をやった時も「ゴゴッー」。変なたとえでアレですが、夫がおならしたら、人間より早くブルーエアが反応するのだ。

 室内で、ペットを飼っていると、家に独特の「ペット臭」が漂うが、ブルーエアのニオイフィルターモデルを使い始めてからは本当に気にならなくなった。家に遊びにきた友人も「犬のニオイがしない!」と驚いていたほどだ。

 また例えば、家で焼き肉やサンマなどを焼いた次の日の朝、ただようあの独特のニオイも一切しない。とにかく、ニオイに強いのだ。

 普段の運転音はごく静かなのだが、ニオイやホコリを感知した時の運転音はそれなりにする。テレビや映画を見ている時に、犬が粗相すると、テレビの音量を上げなくてはならないし、運転音の大きさで、「あ、今何かを感知したんだな」とすぐにわかる。ニオイやホコリが解消されると、すぐに通常運転に戻るので、それほど気にならない。

フィルター交換は半年に1回

しばらく使っていると、吸気口には大きめのホコリが溜まってくる。ここの部分は定期的に掃除機で掃除した方がいい

 ニオイフィルターの効果を維持するには、定期的なフィルター交換がマストだ。ブルーエアは、日常的なメンテナンスをゼロとする代わりに、半年に1回のフィルター交換を推奨している。ペットを飼っている、室内でタバコを吸うなど「ニオイを消したい」というニーズが強いならば、必ず交換した方がいい。替え用フィルターの価格はモデルによっても異なるが、適用床面積21畳の450Eの場合15,000円。

 ちなみに、スチール製の頑丈な本体は3年保証。空気清浄機の要はフィルターにありという同社の考えが反映されているごくシンプルな構造だ。

設置場所は考えよう

 気になる点は2つ。本体、特に重量が重いので高齢者向きではないということ。構造自体は単純で、使いやすいのだが、本体移動やフィルター交換を考えると、たとえば85歳で1人暮らしをしている祖母の家で使うということは考えられない。

 もう1つ、空気の送風方向が真横なので、置き場所をよく考えた方が良いということ。我が家の場合、単純に犬のおしっこシートがあるすぐ横に吸気口が来るように配置したのだが、そうするとリビングのソファに座った時に、送風口からの風が常に当たってしまった。特にニオイを感知した時には風が強いので、寒いと感じるほどだ。

 どこの空気を吸いたいのか、どの方向に風がでるのか、本体を配置するときにはあらかじめよく考えた方が良い。

確かな性能を備えた“特化型”の空気清浄機

 ブルーエアは、空気清浄だけに特化しているので、構造が単純でメンテナンスに手間がかからない点が魅力。センサーでニオイを感知して、素早くパワフルに室内の空気をきれいにしてくれるのは頼もしい。特に室内で犬を飼っている人には強く推奨できる。

(阿部 夏子)