家電製品ミニレビュー

落ち葉をスイスイ吸い込む! 庭用の掃除機

ブラック・アンド・デッカー「ガーデンブロワーバキュームGWC36」

 季節を問わず散らかる庭の落ち葉。ほうきとチリトリでかき集めて、ゴミ袋に捨てる作業は結構手間がかかる。そこで導入したのが、掃除機感覚で落ち葉を一気に吸い込む庭用クリーナー。ブラック・アンド・デッカーの「ガーデンブロワーバキュームGWC36」だ。

 ガーデンブロワーバキュームは、これ1台で落ち葉を吹き集め、吸い込んで捨てられるアイテムだ。本体は片手で持ち上げられるほどコンパクトで、充電式でコードレスで使える。本体には太いプラスチックのパイプが2本付属しており、1つは、落ち葉を吹き飛ばすブロワー用。もう1つは、集めた落ち葉を粉砕して吸い込むバキューム用だ。落ち葉は、本体に装着したゴミ袋に直接吸い込まれるというわけだ。

メーカー ブラック・アンド・デッカー
製品名 ガーデンブロワーバキューム GWC36
希望小売価格 39,900円
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 29,800円

 まずセット内容を確認しよう。本体のほか、電圧36V 容量1.5Ahのリチウムイオンバッテリーと充電器、長いプラスチック製のパイプが2本が同梱されている。バキューム用ノズルは直径約10cmで、ブロワー用ノズルよりも一回り太い。さらに、ゴミが入るダストバッグと、全てのパーツを収納できる収納バッグが用意されている。

セット一式には、本体とパイプ2本、収納バッグ、ダストバッグ、充電器、充電台が含まれる
バスケットボールサイズの本体
本体背面
上がバキューム用、下がブロワー用のパイプ。本体に装着して使う
電圧36V 容量1.5Ahの大容量リチウムイオンバッテリー。重さは約1kgあって、ずっしりとしている
スポーツ部の学生が持っているような、巨大な収納バッグ

 はじめに、バッテリーを充電する。満充電にかかる時間は約60分。風を吹き出すブロワー機能と、風を吸い込むバキューム機能は、パイプを交換するとチェンジできる。パイプはいずれもプラスチック製で固く、掃除機のホースのように曲がらない。

充電器に乗せて、約60分で充電は完了する
バッテリー上部のボタンを押すと、4段階からバッテリー残量を確認できる
バッテリーは本体側面に装着する
バッテリーを取り付けたところ

 パワーは、控えめの「eco(エコ)」と、パワフルな「turbo(ターボ)」の間を無段階で調節できる。調節はハンドルに付属するボタンから行なう。ブロワー機能もバキューム機能も同じように調節できる。

パワーを調節するボタンは、ハンドル部に付属
控えめの「eco(エコ)」
パワフルな「turbo(ターボ)」まで無段階で調節できる

落ち葉を吹き集めるメリット

 さて、まずは庭に散らかった落ち葉をブロワー機能で集めてみよう。ブロワー用パイプを装着し、電源スイッチをONにすると、勢いよく風が吹き出した。音はけたたましい。超強力なドライヤーという感じだ。地面付近の落ち葉は勢いよく舞い上がった。

 こうしてみると、逆に落ち葉が舞い上がって散らかってしまうのではないか……と心配されるかもしれないが、植木の根元に溜まった葉っぱや、砂利の隙間の葉っぱやゴミのような、通常のほうきとチリトリでは掃除しにくい場所に威力を発揮した。砂利に風を当てると、ゴミだけ舞い上がって、砂利とゴミを分離できる。

ほうきが入りにくい植栽の根元も一気にスッキリ。満充電時は、ターボ運転で約23分、エコ運転で最長47分連続して作業できる
砂利の上に風を当てれば、ゴミや落ち葉だけ舞い上がって分離できる
落ち葉を吹き集めた

落ち葉を瞬く間に吸い込む

 落ち葉を吹き集めたら、次は吸い取ろう。まずブロワー用ノズルを装着していた場所に、ダストバッグを装着。次に本体側面の排気口カバーを外して、バキューム用ノズルを取り付ける。これで吸引の準備は完了だ。

バキューム用パイプとダストバッグを装着したところ
バッグは本体にフックでも繋ぐことで、安定する

 使い方は、ブロワー機能と同じように、運転ボタンをONにするだけ。「ブオォォン」という掃除機のような大きな音をたてて、たちまち落ち葉を吸い込んだ。吸引力はしっかりとしていて、細かい砂まで跡形もなく吸引された。満充電時、ターボ運転で約16分、エコ運転で最長31分連続で運転するという。

瞬く間に落ち葉を吸い込む
細かい砂までしっかり吸い込んだ

 吸い込まれた落ち葉は、パイプから本体を抜けてバッグに入るまでの経路で、細かく粉砕される。粉砕された落ち葉はかさばらず、容量約30Lのバッグにギッシリと収まる。庭の落ち葉を一度に掃除したい方にも充分に対応できるだろう。なお、濡れた枯葉や落ち葉は吸えないので注意したい。

吸い込む前の落ち葉
吸い込んだ後。落ち葉は細かく粉砕されている
ダストバッグのジップは、端まで大きく開くので、ゴミを捨てやすい
粉砕された落ち葉はかさばりにくい

 これまで、ほうきとチリトリで落ち葉をかき集めていると、ちょっとした風でせっかく集めた落ち葉がひらひらと飛んでいってしまい、悔しい思いをすることがあった。その点、ガーデンブロワーバキュームを使えばあっという間にゴミ袋に落ち葉が集まる。庭掃除は、拍子抜けするほど楽になった。

 ちなみに、バキューム用パイプを取り付けると、重くて腕が疲れた。サイズは270×290×1,250mm(幅×奥行き×長さ)、重量は約3.4kgになる。バッテリーが大容量なので仕方ないのかもしれないが、細腕の方には作業時に持ち続けているのが辛いだろう。

落ち葉拾いをラクに一気に済ませたい方に

 使っていて気になったのは、収納場所を取ること、運転音がうるさいこと。一度装着したノズルは簡単に外れない構造になっているので、分解してコンパクトに収納することができない。少なくとも横幅1m以上の収納スペースが必要になる。

 さらに、このパイプがとても固くて、装着がとても大変だった。力のある男性にまかせたいところだ。

 運転音は、掃除機の運転音をさらに大きくしたような騒音なので、隣近所にも響き渡る。

 やはりアメリカ生まれのメーカーだけあって、この製品は広い庭付き一戸建て向けだろう。隣近所を気にせず、広い庭の木々の落ち葉を一気に掃除したいという方にはオススメだ。庭掃除は格段に楽になる。ガーデンブロワーバキュームは、ほうきとチリトリを使う際のあの面倒臭さを一掃してくれるアイテムだ。

(小林 樹)