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家電製品ミニレビュー

ティファール「ポップアップトースター トースト アンド ライト」

〜焼き上がりに応じて7色に光るポップアップトースター
by すずまり
ティファール ポップアップトースター トースト アンド ライト

 四角い食パンの両面をこんがり焼き上げる、トースト専用の機械といえば、ポップアップトースターだ。

 パンを入れるだけでいいという手軽さも相まって、根強い人気を誇るポップアップトースターだが、今回ご紹介するティファールの「トースト アンド ライト」は、しっかり焼けるだけでなく、ひときわ強い“光を放つ”製品である。


メーカー グループセブ ジャパン
製品名 ポップアップトースター トースト アンド ライト
希望小売価格 12,600円
購入場所 ヨドバシカメラ
購入価格 8,140円

 

パンの焼き上がり経過を、変化する7色の光でお知らせ

 「トースト アンド ライト」は、本体サイズが260×220×192mm(幅×奥行き×高さ)、重量約1.47kgのポップアップトースターで、食パンのサイズは120×130×32mm(縦×横×厚さ)までなら2枚同時に焼ける。スーパーやコンビニで購入できる四角い食パンは、だいたい入るサイズだ。

 本体には、パンを焼くスロット部分に入らないクロワッサンや、ロールパンなどの温めに便利な「パンウォーマー」や、使わないときにホコリを防ぐ「ふた」も付属する。

正面のデザイン 白がベースの丸みを帯びた優しいデザイン スロット内部の様子
付属品は「パンウォーマー」「ふた」、取扱説明書の3点 ロールパンも温められる「パンウォーマー」

 また、焼き色は「焼き色調節レバー」により8段階で調節できる。一度焼いたパンが冷めても、30秒間で温め直せる「追加焼きボタン」や、冷凍庫から取り出したばかりの食パンをそのまま焼ける「冷凍パン焼きボタン」もついている。なお、これらのパンウォーマーやふた、焼き色調節機能は、現在発売中のポップアップトースターの標準機能といってもいい。

使わないときにホコリを防ぐ「ふた」 操作部。左から「追加焼き」「冷凍パン」「焼き色調節レバー」「stop」 「焼き色調節レバー」はレバーをスライドさせることで8段階まで変更

 「トースト アンド ライト」の最大の特徴は、トースト中に本体が7色に発光する点だ。それも、どこかワンポイントではなく、全体が「エボリューティブカラーインジケーター」という焼き加減を示す目安となっており、スタートレバーを下げると同時に点灯し、焼き上がりの時間に応じて紫→青→水色→緑→黄→オレンジ→赤の順に変化する。実際の色は下の動画でご確認いただきたい。

通常のトースト(焼き色1)、追加焼きボタン、STOPボタンの操作など。ボディの色の変化もお楽しみいただきたい

 指定した焼き色に応じて、トーストの所要時間も変わってくるが、必ず紫(ピンク色にも見える)で始まり、赤で終わるよう調整されているため、黄色になったら「もう少し」、赤くなったら「そろそろ……」と期待感も高まる。色が変わる瞬間にはきれいなグラデーションも楽しめる。暗がりでトーストを作ることはあまりないだろうが、紫から青、水色に変化する様子は、ライトアップされた水槽を彷彿とさせる美しさだ。なお、コンセントに電源プラグが刺さっていない状態では、「スタートレバー」を下ろしても固定されない仕組みになっている。

右側面には「スタートレバー」がついている 「スタートレバー」が上がった状態 「スタートレバー」を下げた状態

トーストの焼き色と所要時間

 実際に焼いてみたところ、トーストは、仕切りに面する部分が強く焼ける両面バランスよく焼き色がつき、満足のいく仕上がりだった。好みに合わせて、焼き上がりを8段階も選べるのはありがたい。

 とはいえ、使いはじめは、どの程度に設定すれば好みの焼き加減になるのかわかりにくい。そこで、6枚切の食パンを用いて、トーストの焼き色と所要時間を調べてみた。結果は、以下の写真をご覧いただきたい。


焼き色「1」 焼き色「2」 焼き色「3」
焼き色「4」 焼き色「5」 焼き色「6」
焼き色「7」 焼き色「8」 「追加焼き」ボタンをおすと、30秒間加熱される。ちょっと温めたいときに便利

  その結果、焼き色「1」の所要時間は約1分だったが、まったく焼き色はつかず、温め直した程度の仕上がりとなった。「2」は約1分20秒で、表面がカラッとしてくるが、やはり焼き色はほとんど認められない。「3」は約1分40秒で、焼き色らしいものはなかったが、だいぶトーストらしい食感を持つようになる。

 うっすら焼き色がつくのは「4」からで、所要時間は約2分だった。「5」は約2分20秒で、いよいよトーストらしい仕上がりになった。「6」は約2分40秒で、微妙に焼き色が強くなる程度だろうか。ここまで1段階増えるごとに、約20秒ずつ追加されていくようだ。

 「7」になると所要時間は30秒追加されて約3分10秒となり、焼き色もハードになってくる。最後の「8」になると、「7」からの追加時間が50秒と跳ね上がり、焼き上がりまで約4分。かなり焦げた印象になった。なお、写真では、ホームベーカリーで作ったパンと食パンをランダムに試している。

  ハッキリとした焼き色が欲しい方には「5」以降がお勧め。「追加焼き」を使うと、一度トーストしたパンも約30秒間温め直せるが、厚み次第では表面だけが 温まっているような気もする。しっかり温め直したいというときは、「焼き色調節レバー」で「1」〜「3」を選んでもいいだろう。

冷凍パンを焼く手順も変わらない

 このほか冷凍したパンを焼く時も、手順はトーストと変わらない。焼き色を設定して、スタートレバーを下げ、最後に「冷凍パン焼きボタン」を押すだけだ。

 カチコチに凍った自家製の冷凍食パンをトーストしたところ、焼き色が「5」ではほとんど焼き色がつかず、「8」でこんがりという結果になった。ただし、霜取り中だったと思われる冷凍庫から取り出した市販の食パンでは、同じ「8」の「冷凍パン」でも焼けすぎ状態になった。

 仕上がりはパンの凍結具合などで変わってくるため、カチコチの場合は「7」か「8」、表面が柔らかくなり始めているなら「6」か「7」など、自分にベストな仕上がりを探すことをおすすめしたい。

「冷凍パンボタン」 トースト前の冷凍パン 焼き色「5」の「冷凍パンボタン」で焼いてみた。焼き色はほとんどない
トースト前の冷凍パン 焼き色「8」の「冷凍パンボタン」で焼いてみた。かなりしっかり焼けている

パンウォーマーで冷めたパンも熱々に

 「トースト アンド ライト」には、シンプルな食パン以外のパンも温められる「パンウォーマー」が付属している。使い方は簡単で、使うときだけスロットの上に乗せるだけ。「パンウォーマー」にパンを載せたら、「焼き色調節レバー」を「1」〜「3」のいずれかにセットし、食パンを焼く要領でスタートレバーを下ろすだけだ。立ち上る熱でほどよく温められるというわけだ。

 これが意外とよく温まる。冷めたクロワッサンも熱々で楽しめた。ややどっしりとしたエッグトーストは、さすがに目玉焼きの表面まで熱々とはいかなかったが、こちらも温かい状態で食べることができた。

「パンウォーマー」使用時の焼き色は、最大「3」まで 上に「パンウォーマー」を乗せる
温めたいパンを載せる。ロールパンやクロワッサンなら、1度に温められるのは2〜3個程度 エッグトーストを温め直してみた

トーストのおいしさを追求しながら、見た目も楽しめる

 同じトースターでも、オーブントースターとポップアップトースターではパンの焼き上がりが違う。ポップアップトースターで焼くほうが水分が飛びにくく、中はしっとり、外はカリカリにおいしく焼ける。

 実際に同じ食パンをオーブントースターとポップアップトースター「トースト アンド ライト」で焼いた。以下の写真をご覧いただきたい。左はオーブントースター、右は「トースト アンド ライト」で焼いた食パンだ。どちらも焼き時間は2分半程度で、焼き色も同程度のため、一見差はないように思われる。しかし触ってみると、オーブントースターのほうが微妙に固い気がするのだ。

 包丁を入れたあとの切り口を見ると、わずかではあるが、反発力に違いがあるように見える。さらに直接かじってみたところ、オーブントースターで焼いたパンは、ザクッとした歯ごたえはいいが、全体的にドライで、やや弾力性を失った気もした。いっぽう、「トースト アンド ライト」で焼いた方が軽い歯ごたえで、弾力もあるのだ。

左はオーブントースター、右は「トースト アンド ライト」の焼き色「5」 裏側もチェック。同じく左はオーブントースター、右は「トースト アンド ライト」で焼いたパン
上が「トースト アンド ライト」、下がオーブントースターで焼いたパンの切り口 かじって見ると一目瞭然。左がオーブントースター、右が「トースト アンド ライト」で焼いたパン

 もちろんパンそのもの厚みや、内相(白い部分)のキメの細かさ、焼き加減や時間も影響するだろうが、大きなオーブンよりはオーブントースター、オーブントースターよりは包み込むように加熱するポップアップトースターというのは、グリル加熱の熱源の距離から考えても、当たっているかもしれないと感じた。

 やや残念な点があるとすれば、ホームベーカリーで焼いた、高さのある食パンを入れると、はみ出してしまうことだ。ホームベーカリーでは規格外的なサイズができやすいだけに、全体をこんがりさせたい方には気になるかもしれない。

 しかし、「パンウォーマー」でパンがしっかり温められるように、中に収まっていない部分が冷えたままなどということはない。焼き色が付かないだけなので、安心していただきたい。

ホームベーカリーで作った基本的な食パンを入れると、頭が少し飛び出してしまう スーパーで購入したパンなら全体が収まる

気になるパンくずも、本体に付属する「パンくずトレイ」に溜まるので、掃除が手軽だ。

「パンくずトレイ」があるので、掃除も手軽だ 実際にパンくずが溜まった「パンくずトレイ」

 「トースト アンド ライト」は、目を楽しませながら、トーストも温めもバッチリできる、インテリア性も兼ね備えた製品といえる。トーストのおいしさを追求しながら、インテリア性も大事にしたい方にオススメだ。






2011年10月14日 00:00