記事検索
バックナンバー

家電製品ミニレビュー

明光商会「se.cu.mo」

〜ポップなデザインとカラーのシュレッダー
by 川村 章
明光商会「se.cu.mo」(PINK)

 家に届いたダイレクトメールや、自分宛の宅配便の宛名書きなど、家庭のゴミとしてそのまま捨てるのには不安がある書類は多い。その対策として、宛名部分だけを見えにくくするスタンプなどもあるが、やはり安心なのがシュレッダーだ。

 事務的で無骨なデザインが多いなか、デザインを重視するユーザー向けの製品が明光商会のシュレッダー「se.cu.mo(セキュモ)」だ。華やかなカラーで一色に塗られた本体は、ホワイト、グリーン、ピンク、ブラックの4色のカラーバリエーションがある。


メーカー 明光商会
製品名 se.cu.mo
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 8,682円

同梱品。説明書は保証書と一体で、簡単にまとまっている
 今回試したのは「se.cu.mo」の「PINK」。非常に鮮やかなピンク色で、部屋に置いてみるとぱっと目に付く。一見してシュレッダーには見えない、デザイン性の高い外観だ。

 本体には、電動で書類とカードの細断ができるほか、手動のレターオープナーを備えている。書類の細断方法は、縦の裁断に加え横などからもカットするクロスカット。約2×10oとかなり細かく、捨てる際にも心配ないサイズだ。裁断速度はA5サイズ4枚の場合で実測約12秒と、遅すぎることはない。

本体サイズは245×152×172o(幅×奥行×高)。重量は約3.5kgと、持つとずしっと感じる重さ。本体の中心に裁断の機械が備えられているために中心部のみが重く、持つ際にはうまくバランスを取る必要がある 本体上面。上部左にカード用投入口、上部右にレターオープナーを搭載。中央に紙の投入口があり、右下にON/OFFのスイッチと、紙詰まり用の逆転スイッチがある 電源を入れると、ON/OFFスイッチが光る。上が電源を入れていない状態。下が電源を入れた状態
くず箱は側面中央全体を押すと開く。購入時には「この辺りを押してください」という紙が貼ってあるが、簡単に取れるようになっている くず箱が開いた状態。閉める際は、くず箱全体を音がするまで押し込む 細断後のくず。クロスカットで細かく裁断されている。なお、くずが箱いっぱいになると、自動的に裁断ができなくなる満杯検知機能を備えている

A5の紙4枚を細断している様子

 裁断時の音はさほど大きくないが、意外なほど小さい、という音量でもない。仕様書で最大53dbとあるように、昼間ならば、生活音に紛れて気にならないほどの大きさだと感じた。

裁断後のカード。3分割にされている。裁断後のカードくずは、くず箱奥の黒いトレイに落ちる仕様で、紙のくずとは分けられる。紙のくずと違い満杯検知機能はなく、カード10枚を目安として捨てる

 カードの裁断は、カードを3分割にするのみ。裁断時間も早く、音もパキパキと数度鳴るだけで静かだった。細かく切るわけではないが、使用できないようにするのが目的の場合には十分だろう。

 個人的に便利だったのが、レターオープナーを搭載していることだ。たとえば役所からの書類が何通も届くと、はさみを使って開けるのにも手間がかり、手で開けると汚く破れてしまう。レターオープナーで封を開けた後、必要書類だけ取り出し、宛名部分はシュレッダーにかけられる、この流れが1台で済んでしまうのは非常に楽だ。

 しかしいくつか気になる点もある。まず、断裁用の書類がA5までしか対応していないこと。書類の挿入口がA5サイズ(実寸で約156mm)となっているため、A4の書類を半分に折ったり切ったりして大きさを合わせる必要がある。シュレッダーにかけたい書類はA4が主なので、A5対応だと手間がかかってしまう。

 また、1回の最大断裁枚数はA5サイズ4枚(A42つ折り2枚)となっており、書類を大量にシュレッダーにかけなければいけないユーザーには不向きだろう。同じ理由で、3分以上の連続裁断が禁止である点もネックだ。この3分の上限は、過熱防止装置により、約3分以上連続で裁断するとモーターが止まってしまうためという。

 最後に個人的な希望だが、家で使うCDメディアの処分に困ることが多いので、CD/DVDメディアの断裁も搭載してあればより便利だろうと感じた。


プラスチック製カードを細断している様子

 デザイン面は文句なしで、見た目が楽しめるシュレッダーだ。機能は限られているが、必要な機能は揃っているので、デザイン重視のユーザーは満足できる製品ではないだろうか。




2010年3月24日 00:00