ぷーこの家電日記
第53回:白米が美味しすぎて、我が家の食卓からおかずが消える
by 徳王 美智子(2014/10/10 07:00)
新米の季節。そして食欲の秋。暑くもなく寒くもなく、何とも気持ちの良い季節だ。
「第49回:ご飯がまずくて小躍り!? 新米を最新炊飯器で食べれるぞ!」で炊飯器が壊れてから、新しい炊飯器を買うまで2週間程悩んだ。言っても安くはない買い物に「買うとは言ったものの、本当に良いのか?」って、ちょっと躊躇したりしていたからだ。
私は初めて一人暮らしをしたとき、「後で買おう」って思って結局後回し後回しになり、7年半炊飯器なしの生活をしていた。簡単に鍋で炊けるし、特別不便な思いをした事もない。今回壊れた後は、鍋で炊いてたし、なくてもご飯が食べられなくなるわけではないのだ。半年以上欲しい欲しいと思ってた癖に、いざ買える状況になって買おうとすると、高級炊飯器の前にビビるワタクシなのであーる(笑)。
衝動買いではない。十分何度も決心してたのだ。凄く考えたんだ……。と何度も言い聞かせて、思い切ってえーーーいっって買ったよ!
炊飯器が我が家に届いていざ開封の儀。その日は、「本日の晩ご飯は白米です。以上。」と夫には連絡(笑)。
おかず作れよ主婦! 手抜きかよ!? そうだよ! と私も思いましたが、新米をとことん楽しむ。と言うことで、ご飯とご飯のお供食べようよ! と、2人でそれぞれ2種類ずつ、ご飯に合いそうな食材を買って帰るという、ゲーム感覚の新炊飯器火入れ式典晩ご飯をしたのでした(笑)。夫が買って帰って来たのは、たけのこキムチとにんにく味噌。私が買って帰ったのは筋子の醤油漬けと明太なめ茸。ついでにフリーズドライの蟹汁。ワクワクする。
炊飯ジャーのラックに設置する前に、まず最初は食卓の上にどんっと鎮座していただいて、目の前で炊いてもらおうじゃないか。ご飯が炊けるまで1時間弱。30分程経つとめっちゃ良い香りが広がり始めるー!!! なんだこのワクワク感。
もう少しで炊きあがるぞ! と見守っていると、「ごはんが炊きあがりました。ごはんをほぐしてください」って音声が! 今まで「ピー、ピー、ピー」という電子音だったから、声が聞こえるなんて思ってなくて「あ、はい。ほぐします」みたいな返事をしてしまった(笑)。
真っ白いきらっきらの銀シャリと4種類のご飯のお供に、テンション上がるーーー!!! 「いただきます」と口にした瞬間に「うまーーーーーっっっ!!!!!」と二人してそれしか出てこない語彙力(笑)。何がどうでっていう、複雑な表現は全く出来ないけれど、とにかくまぁ美味しいのだ!
ちょっとしたおかずがあればいくらでも食べれちゃうご飯! むしろ塩だけでもいける。美味しいよう。美味しいよう。
「旨い!」「美味しい!」「凄い!」しか言ってなかった夫も、表現出来ない程ご飯のおいしさに感激しまくってたらしい。その日から毎日のようにご飯のお供的なものをお土産に買って帰ってくるようになった(笑)。
出張に行ったらご飯のお供。職場近くでご飯のお供。ちょっと時間があるから寄ったお店でご飯のお供……。
もうご飯のお供を連れて帰って来てくれるのだ。確かに美味しい。美味しいよ! でもね、でもね、ダメなのですよ。それだけでご飯がいくらでもいけちゃって、食べ過ぎる。そして栄養バランスが崩壊!!!(笑)。
「貴方がいれば、もう他に何もいらない」と言っちゃいそうな美味しい白ご飯の誘惑。これじゃダメだ! って思って、夫にも「ご飯のお供買うの禁止令」をひとまず出しました(笑)。私も嫌いじゃない。むしろ好きだ(笑)。でもこれは美味しすぎる上に手軽すぎて、食卓がダメになっちゃう(笑)。
いつでもおいしいご飯が食べられるのだ! 前のめりに今すぐ食べようとせず、ゆっくり焦らずご飯ライフを楽しもうと思う。炊飯器の機能に何一つ触れてもないけれど、ただただ、美味しいご飯は美味しいねってお話なのでした(笑)。