941のイクメン徒然

第167回

子供の職業体験テーマパーク カンドゥーで、一人涙ぐんでしまった話 前編

毎度どうも! くしいです。

 驚かせることにハマってる娘、仕込み段階から手伝わされて「あれー? 娘ちゃんはどこかなー? わあ驚いたあ!」とリアクションまで求められるのがつらい。せめてうまく仕込んでくれ。そんな娘もそろそろ4歳になるので人生あっという間だなあ。

 さて、2014年の年末にイオンモール幕張新都心に行って「いつか連れて来てあげたい」と言っていたところへ行ったという話。ちゃんと書いてて自分偉いなと思いました。

第55回:イクメンのための祭典「イクフェス」に行ってきた その1

 今回行ったのは、子どもの成長を身近に感じられる仕事体験テーマパーク「カンドゥー」というところ。ざっと概要をまとめておくと、モデルや歯科医、パイロットにキャビンアテンダントなど30以上の仕事体験が出来て、第一部と第二部の入れ替え制。オンラインでのチケット予約が出来て、一度に入れる組数が決まっているのでそれほど混雑していないのがとてもよい。

 子どもの職業体験テーマパークの元祖はキッザニアだけどあちらはレポートなどで事前情報を軽く流し見ただけで疲れてしまうので、カンドゥーのお気楽さはとてもよかった(キッザニアは朝6時台から並ぶんですってよ! 無理!)。ちなみにカンドゥーは2016年12月で3周年を迎える。

 まずはチケット予約。オンラインでサッと出来て簡単。料金は土日だと3歳から15歳が3,900円、16歳以上が2,500円。それぞれカンドゥー内で使える500円の金券が1枚ずつ付属。今回は娘&息子と両親と祖父母という6人で入場。3歳未満は無料なので子ども1枚、大人4枚で購入してみた。着いてみてわかったけどシニアは2,500円ではなく1,000円なので入場時に伝えると現金で差額を返金してもらえた(カードで支払いずみだった)。

 購入から来場までの流れは、オフィシャルで公開されているものがわかりやすいのでそちらをどうぞ。事前に購入、当日はチケットを購入した順で呼ばれるので早めに行くとよいです。
チケット情報 |
カンドゥー[Kandu]

 どんなお仕事しようかね? と行く前から親子で盛り上がれるのがものすごくよくて、YouTubeをよく見る娘としては、この3月にオープンした「カンドゥースタジオ」でのユーチューバー体験が一番優先度が高いそう。親としてはあれとかこれとかやってほしいなぁと思いつつ、いざ当日。

入り口には「航空会社」として体験できるJALのデフォルメされた機体がズドン

 我々が行ったのは日曜の第一部(10:00~14:30)で、チケットはわりと早めに買っておいたので整理番号はAグループだった。整理番号はAからIまでグループがあって、開場待ちに早く並べるのが利点。Aグループだと9:15から入場待ちが出来るけどその分並ぶ時間も増えるので、ただ並んで待つのは子どもにしてみるとつらい。

開場するとハイタッチでテンション高く出迎えてくれるスタッフの方達
グループごとに席があらかじめ決まっていて、荷物が置いておけるのはとてもよい。この時は人数が多かったのでシアター前のレストランエリアだった

 席決めは開場待ちの待機中に人数を聞かれ、テーブル番号を渡されるという流れ。貴重品はもちろん自分で持ち歩く必要があるけど上着とかを置いておけたりするのがとてもよいし、食事もここでとれるので決まったテーブルがあるというのはとても快適。

 人気のあるものはすぐに予約が埋まってしまうようなので、荷物を置いたらすぐにお目当てのエリアへ!

まずは憧れの職業的にキャビンアテンダントを選択、時間を選んでカードをかざして予約完了

 予約は先着順で、人気が高いものだと開場から1時間もしないうちに全ての予約が埋まるようなイメージだった。体感としては
・警察官
・ファッション・モデル
・キャビンアテンダント
あたりは特に人気が高いようだった。

 予約はディズニーランドのファストパスみたいな雰囲気で、一度予約をすると次の予約が出来るまで少し間をあける必要がある。基本的には予約をしたらキャンセルは出来ないので注意が必要。

予約確認専用端末があって、状況が確認できる。便利
人気のキャビンアテンダントとモデルを確保出来て一安心、あとユーチューバーも!

 キャビンアテンダントは、40分の職業体験。まず集合して制服にお着替えするんだけど、職業体験はわりと子ども一人で着替えさせてもらったり説明を受けたり何かをしたりということが多いので幼稚園や保育園でそういったことに慣れていないと難しいかもしれない。

 着替えた後は、写真を撮っていい時間。親たちは自分のカメラで撮影OKだが、職業体験中は撮影NGなので注意。航空会社の職業体験は保護者が客となって飛行機に乗るのでなかなか楽しい。キャビンアテンダントは「いらっしゃいませ、ご搭乗ありがとうございます」という挨拶から始まりドリンク提供やシートベルトの脱着まで案内してくれるのでなかなか楽しい。とくにスッと両手を前に合わせて立つのを「素敵な姿勢」と指導しているあたり、面白い(笑)。

終わったあとはカメラマンが撮影した写真を購入できる

 職業体験中の写真は、カメラマンが撮影したものを購入できる。写真は1枚1,600円となかなかのお値段だけど、せっかく来たし非日常なのでついつい買ってしまう。うまいこと出来てる!

 子どもが職業体験をすると「カッチン」というカンドゥー内のみで利用できる仮想通貨をもらうことが出来て、頑張ったご褒美にお金っぽいものをもらえるので子どもたちは大喜び。ちなみに、かなり貯めてもたいしたものには取り替えられない。

お金もらった! と祖母にチケットを手渡す娘。労働の喜びを学んでいるようだけど、それは厳密にいうとお金ではない
自分たちが座っていたシアターでは「ダンサー」の職業体験の集大成であるステージデビューが開催されたりする、すごい

 人気の職業である警察官は、カンドゥー内の治安を守るためにパトロールをしたり事件の犯人を追ったりするらしい。テーブルに座っていると「このあと警察官がきますのでこの荷物を預かってください」とスタッフに言われたりして面白い。協力すると10,000カッチンもらえる。

預かったものは犯人の手がかりか何からしく、無線でワラワラとちびっこ警察官が集まってくる(笑)

 お次の職業体験はファッション・モデル。様々なステージ衣装の中から自分の好きなものを選び、カンドゥーのメインエリアにある通路を使ってのファッションショーに参加するというもの。ランウェイで見るまで何を着るかは親にも内緒なのでとても楽しみ。こちらも「では選びましょう」とカーテンをシャッ! と閉められてから30分くらい親と離れるので、慣れてない子だと泣いちゃうかなーという心配がややあり。

かなり早い段階で埋まってしまうファッション・モデルの仕事場がこちら

 「んー、ピンクと白のプリキュアみたいなのかなー」と言いながら消えていった娘はどんな衣装であらわれるのかドキドキしながら待つことに。ファッションショーの参加は一度に8人までなので、観客もそんなに多くなくてカンドゥーは混雑を分散させるのが相当うまいなと感心。

そして大トリで出てきた娘がこちら! 純白のドレスだーー!!!

 「うっ、お姫様みたいじゃん。ていうかウェディングドレスみたいじゃん……」と一人涙ぐみながら動画を撮るわたしを見て、奥さんと義母に爆笑されたのがつらかった。娘は堂々と歩いていてたいしたものだったし、あとで買える写真は雑誌の表紙っぽいA4サイズなのでまんまと2種類買ってしまった。お財布がどんどん軽くなっていく!

 そんなかんじで前編は終わりです。次回はいよいよユーチューバーに挑戦!

櫛井 優介

1979年1月デビュー。シャイな奥さんと2013年の春に生まれた娘&2016年の秋に生まれた息子を溺愛し、お寿司が大好きなおじさんです。インターネットでは 941 と名乗っていることが多く、色んな会社に行ったりするブログ書いてます。櫛井だから941。
普段はLINE株式会社でエヴァンジェリスト / 技術広報。会社では技術系イベントの企画や運営などを担当してます。コラムは週末に書き溜めてるので微妙に時期がズレたりします。

Twitter:@941
ブログ:http://blog.kushii.net