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家電製品ミニレビュー
DI CLASSE「AURO pendant lamp」

~グラデーションが美しい手作りペンダントランプ
Reported by 本誌:阿部 夏子

DI CLASSE「AURO pendant lamp」
 部屋の印象を変えるアイテムとして、照明は大きなポイントだ。今回紹介するDI CLASSE(ディクラッセ)「AURO pendant lamp(アウロ ペンダントランプ)」は、まさに取り付けるだけで部屋の印象がガラリと変わる照明器具。特徴的な外見と存在感のあるサイズで、照明器具とインテリアグッズという2つの役割を同時に果たしてくれるアイテムだ。

 そもそも、この製品を選んだのは以前紹介したnormann copenhagenの「norm69」が強く印象に残っていたからだ。存在感のあるデザインとサイズに加えて、自分で組み立てて使うというのに興味を覚えて、こんな照明器具いいな~とずっと探していた。

 ただし、この手の製品は写真で見て分かるとおり、かなり主張が強いので、「気に入ったから即購入」なんてことをすると、部屋の印象と合わなかったり、大きさが合わずに下を通る度に頭をぶつけたりなんていう失敗も多い。今回は、いくつかの製品をピックアップし、その中からサイズ、デザインが合うものをじっくり考えてから購入した。

メーカーDI CLASSE
製品名AURO pendant lamp
希望小売価格12,600円
購入場所楽天市場内直販サイト


 なんて偉そうに言ってはいるが、実は某ちゃんこ鍋屋さんで、実際に使っているのを見かけたのが一番のきっかけになった。インテリアショップや電気屋さんでは、並べていくつもの照明器具が陳列されているためどうもイメージが沸きにくい。今回はたまたま見つけただけだったが、照明器具に凝っているカフェやレストランなどを多く訪ねるのも参考になる。

 前置きが長くなってしまったがそんなワケで購入したAURO pendant lamp。色々検討した甲斐があって、サイズやデザインがぴったりで、かなり気に入って使っている。

 この製品の一番の特徴は、曲線に何重にも折りたたまれたシェード部分。光がシェードに反射して、オーロラのような雰囲気のある陰影を作り出す。


天井の高さ約300cmの部屋に設置したところ
 サイズはMとLの2種類。選択のポイントとしては、一番にサイズ、次に明るさだろうか。今回は12畳のリビングに、メインの明かりとして設置するため100Wの明るさがあるLを選択。特にサイズは絶対に確認するべき。

 参考までにいうと今回AURO pendant lampを設置した部屋の天井の高さは約300cmだ。ちなみに本体のサイズはシェード部分が510×550mm(幅×高さ)で、設置時にはコードの長さ400mmも加算される。天井の高さ約230cmの部屋に設置したところ頭をぶつけてしまった。

 そのほか、シェードの色として透明っぽい「ICE」と白っぽい「White」の2種類が用意されている。今回はホワイトを購入した。

 見た目のほかにもう一つの特徴が、自分で組み立てて設置すること。そのため、送られてきた製品の箱は一般的なシーリングライトと比べるとかなり小さく、これで大丈夫? と不安になるほどだった。

 パッケージには、プラスチック製のシートが数枚と細かな部品が入っている。材料だけを見るととてもじゃないがネットや、店頭で確認したアレができるとは思えない。ここでも軽く不安を覚えた。とはいえ、とにかく組み立てないことには始まらない……というワケでさっそく作り始めよう。


製品パッケージ。シーリングライトなどと比べると驚くほど小さい。横に置いてあるのはCDケースだ 中に入っているのはプラスチック製のシートと電球、組み立て部品だ。これで本当に大丈夫なのか少々不安になる 組み立て説明書。写真付きでわかりやすい

付属の部品
半透明のナットとリングでシートをつなぎ合わせていく

 まずは、ランプの芯となる中央部分の部品の組み立てから始める。円形の部品、金属の棒を差し込んでヒトデ型のようなパーツを完成させる。次に、長方形のシートを丸めて、シェードの芯となるパーツを作る。骨組みとパーツをつなげるのは小さなリングと、透明のナットだ。


シェードの骨組みの中心となる円形の部品 そこに金属の棒をネジ止めして組み立てていく 組み立て後。金属でできた骨組みはこの部分けになる

シェード部分の芯となる筒。シートを丸めて留めただけのものだ
芯と骨組みを固定する
固定といってもリングで穴と棒を止めるだけだ。このリングは力ずくで開いて止めるのだが、固めなためちょっと手が痛くなった

 その後、シートがオーロラのような波形になるように、交互に棒を差し込んで、最後に留め具で固定する。

 ここで必ず確認したいのがシートの上下と、波形の向き。シートの波形の向きを合わせないと出来上がった時のバランスが悪くなってしまうので注意深くしよう。せっかちな性格の私は2回ほどやり直しをした。


シェードの波形になるシート。運動会の旗のような形をしている 最初に組み立てた金具の棒に交互に差し込んで、波形を作っていく

シートをセットしたら棒の端にキャップをはめてシートを固定する 同じように全部で5枚のシートをセットしていくが、この時に波形の向きを合わせるのがポイントだ

 最後に電球のキッドをシェード部分にはめ込んで本体は完成。作業自体はさほど難しくはないが、骨組みに取り付けるリングなど細かな部品が多いので、少々神経を使う。組み立てにかかった時間は、撮影しながらで約30分といったところだ。


電球部分のセット。ネジ金具が外れるようになっているのでそれを本体の金具にはめて固定する 付属の電球は100Wの白熱電球。E-26口金なので電球形蛍光灯などに付け替えることもできる 設置部品は引掛式のもの。マンションなどに多く普及している一般的なものだ

シートを全部セットし終わった状態。とてもじゃないがオシャレとはいえない外観だ…… シェードの金具部分に電球の部品をセットしたところ

 はっきりいってしまうと、出来上がった本体を見ても、「これで大丈夫なのかな――失敗かも」という思いはなかなか消えなかった。シェードを見ても、たしかに波形になってはいるが、とてもオシャレとはいえない外観だ。そう思いながらも天井に設置して、スイッチを入れてみると不安は一気に無くなった。

 電球の明かりをシェードで緩和しているからなのか、部屋の雰囲気が一気に柔らかくなる。この製品の一番の見せ場はやはり明かりを付けた時だ。明かりを灯すと、天井に波形の陰影がうっすらと映し出されて、オーロラとは言わないまでも癒し効果を感じる。


点灯時の様子
シェードの波形が電球の明かりを柔らかくしてくれる
真下から見た様子

明かりを点けていないとき
夕暮れなど時間によってイメージが変わるデザイン。オブジェのような存在感がある

 組み立てた当初は少々イビツに見えた本体の形も、設置してから少し手で直すとバランスが良くなった。本体はホコリの溜まりやすい形状でもあるので、食事の場というよりは、くつろぎの場やリビングなどへの設置がオススメだ。

 ただし、シェードとなっているシートは取り外して水洗いできるという。手間が掛かるのは確かだが、汚れがスッキリと落とせるというのは魅力だ。

 手作りというほど大げさではないものの、やはり自分で組み立てるのは製品への愛着が沸く。造りながら不安になっていたりしただけに、灯りを点けたときには達成感すら感じた。


骨組みの一部が外に露出している構造のため、下から見ると部品が見えてしまう
 一点だけ気になるのは、骨組みの棒が見えてしまうということ。存在感があるため下から見上げる機会も多く、かなり気になる。細かなディテールに関してはやや改善の余地ありといった感じだ。

 我が家では、12畳のリビングダイニングに2つの照明器具を設置しているが、AURO pendant lampを導入してからは「灯りの使い分け」ということを意識するようになった。食事や作業をするときは手元まで灯りが届きやすいシーリングライト、食後や友人が来たとき、寝る前の読書の時間などくつろぎたいときはAURO pendant lampを使うようになったのだ。

 この製品でなにより気に入っているのは、天井設置型の製品だということ。以前、照明にこだわりたくていくつかのフロアランプやスタンドなどを購入したことがあったが、そのたびに電源を入れるのがどうも面倒に感じて、そのまま使わなくなってしまった。AURO pendant lampは雰囲気をしっかり楽しめて、かつ普通の照明器具と同じように使用できるので、気軽に灯りを楽しめる。部屋の雰囲気をちょっと変えるにはピッタリの製品だ。





URL
  DI CLASSE
  http://www.di-classe.com/
  製品情報(楽天市場直販サイト内)
  http://www.rakuten.co.jp/di-classe/399504/405331/

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2009/02/16 00:02

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